有村、猛追で首位に1打差と迫る!
千葉県のカメリアヒルズCCで開催されている「アース・モンダミンカップ」の2日目。4アンダーの6位タイからスタートした有村智恵が6バーディ、ノーボギーの「66」をマークする猛追で、首位と1打差の4位タイに浮上した。
9時54分にティオフした有村は、横峯さくら、豊永志帆と同組でラウンドし、この日一番多くのギャラリーを帯同した。初日にまずまずの好スタートを切った有村だったが、自身に課した目標に届かず悔しさを滲ませていた。2日目の今日は「6アンダー」というノルマ達成に「欲を言えば、昨日の分は取り返せなかったけど、まずまずです」と納得顔。
この日は4番までチャンスにつけるもパーを重ねる苦しい序盤となるが、5番(パー4)から一気に爆発。ティショットをフェアウェイに置くと、セカンドショットをピン手前約2mにつけて1つ目のバーディを奪った。続く6番(パー4)でも再びピン右3mに絡めるとしっかりとこれを沈めてバーディを連取。さらに7番(パー4)では、バックスピンでピン奥2mにとめる見事なショットで3連続を奪い、ギャラリーを沸かせた。
後半に入って12番(パー4)、14番(パー5)ではいずれもピンそば約2mにつけてバーディを奪うと、「この距離につけられているってことは(調子が)良い時のスタイルですが、追いかける立場としてはさらに4~5mのパットを獲っていかないと」とこれにも厳しい評価。18番(パー5)では「ティショットで欲をだした」と左のラフに入れ、ピンチを凌いでのナイスパーセーブでホールアウトした。
昨年「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」で飾った通算10勝目を、自身初となる逆転で飾ったことに格別な思いを抱いたと話した有村。「追いかける側としての、苦手意識も払拭できている」と、明日は最終組の一つ前からスタートする。「一日に6アンダーが出るなら3日間で18アンダーくらい?自分はそれくらいを目指すつもりで明日臨みます」。有村が目指すは今季2勝目、それも逆転で掴んでみせる。(千葉県袖ヶ浦市/糸井順子)