2003年 マスターカードクラシック

トップは9アンダーの3人。青木、海老原も優勝圏内!

2003/03/09 09:00

米国チャンピオンズツアー第5戦「マスターカードクラシック」2日目。65を叩き出したトム・ジェンキンスをはじめ、3名が9アンダーで首位タイに並んだ。

ジェンキンスは8バーディ、1ボギーで、前日の13位から一気に優勝戦線に名乗りを挙げた。レギュラーツアー時代には1975年のIVBフィラデルフィアゴルフクラシックで1勝を挙げただけで目立った成績を残せなかったが、シニア入り後は昨年まで4年連続で獲得賞金額が100万ドルを超えるなど開花。明日はツアー4勝目を目指すことになる。

ジェンキンスとともに9アンダーにいるのは欧州ツアー出身のイーモン・ダーシーと、米ツアー13勝のブルース・リツキ。

ダーシーは昨年末のクオリファイングスクールを突破し、今季の条件付参戦権を確保した選手。欧州ツアー時代には4勝を挙げている実力者だが、米国でも結果を残すことができるか注目だ。

リツキは徹底したフェード打ちで有名な選手で、その得意の球筋で2日間とも安定したゴルフを展開。17番ホールまでに7バーディと好調だったが、最終ホールではトリプルボギーを叩く不運に見舞われた。しかしシニア入り後は2年間で5勝を挙げるなど、レギュラーツアー時代同様、その実力をいかんなく発揮している。首位3人の中でも優勝候補最右翼といえる。

また初日に好スタートを切った青木功海老原清治の日本勢2人も優勝圏内にいる。青木はパッティングの調子が良く、スコアを伸ばしていったが、初日と同じく17番ホールでミスを犯し、今日はダブルボギーを喫してしまった。しかし翌18番ホールでは気を取り直してバーディを奪い、7アンダー。トップと2打差で明日、優勝を狙う。

海老原も8アンダーまでいったが、15番でダブルボギー、17番でボギーと尻すぼみのラウンドで結局5アンダーとなった。この2人にとっては17番ホールが鬼門となっている。

明日は首位3名を中心に試合が展開されそうだが、いずれにしろ、ツアー名に相応しいチャンピオンたちの戦いとなるはずだ。

2003年 マスターカードクラシック