2010年 全英シニアオープン

B.ランガー、苦しみながらもメジャータイトルを奪取!

2010/07/26 10:02

スコットランドにあるカーヌスティGCで開催されている、米国チャンピオンズツアーの第14戦「全英シニアオープン」の最終日。ベルンハルト・ランガー(ドイツ)が通算5アンダーで勝利を手にしている。

2位に3打差を付けて最終日を迎えたランガー。しかし、メジャーの重圧が大会を白熱させた。前半、5番でバーディを決めるも、前半あがりホールで連続ボギーを叩いて後退。後半に入ってからは、我慢のゴルフで17番までイーブン。そして、2位と2打差で迎えた最終ホールでもボギーと最後まで苦しみ、通算5アンダー。終わってみればわずか1打差でメジャー制覇を成し遂げた。

通算4アンダーまでスコアを伸ばし、最後までランガーを追い詰めたのは、ショートゲームの達人コーリー・ペイビン。この日の厳しいコース設定の中、それでも1つスコアを伸ばして首位を追撃。最後までメジャー大会らしい緊張感にあふれる大会にし、盛り上げた功績は決して小さくはない。

上位の2人からは3打差と離れながらも通算1アンダー、3位タイに踏み込んだのはジェイ・ドン・ブレイクにラス・コクラン、そしてフレッド・ファンク(ジンバブエ)の3人。日本の渡辺司は通算12オーバーの46位タイ。終盤でのボギー連発がなければ、もう少し上の順位で終えていただけに残念だ。加瀬秀樹は終盤の2バーディ以外は良いところなく、こちらも順位を落として大会を終えている。

2010年 全英シニアオープン