世界ジュニアゴルフ選手権【2】 日本予選会のエントリーがスタート
1999年 グンゼカップワールドレディスゴルフトーナメント
期間:05/06〜05/09 場所:東京よみうりCC(東京)
井上陽子、逃げきって今季2勝!
逃げる井上陽子、追う不動裕理というつば競り合いの展開となった。一時は不動の3連続バーディで逆転されてしまったが、井上は17番でタイに追いつき、最後の最後でボギーとした不動裕をかわしての今季2勝目。早くも獲得賞金2160万円を稼ぎ出した。不動裕理は今回もまた惜しいところで初優勝を逸してしまった。
最後まで勝敗が分からない展開だっただけに「まだ実感がないです。何がなんだかわからない」という井上。「たとえ2位でもいい、次回につながるようなゴルフがしたかった。流れを大切にプレーしました」
最終18番ではグリーン右下から大胆なロブショットをフワリと打ってパーセーブ。「100点満点。あの時点ではあの打ち方しかなかったです。一昨年、NECスーパーゴルフで岡本(綾子)さんに教えてもらった打ち方です」
ダイキンオーキッドで優勝してから予選落ちが続いていた。月曜の朝「頑張って」という岡本綾子からのメールが入っていた。それが心の支えになったという。「思いっきりのびのびと、胸を張って堂々と歩きなさい」と書いてあった。
面と向かうより、やっぱりメールの方が言いやすい。それで毎日のように岡本にメールを書いているのだが、ぜんぜん返事がこないという。「今日も朝、チェックしたんですけど・・。どこへ行ってしまったんだか」
不動裕理はまたも勝てなかった。「今までの中では一番のチャンスでした。今までだとアウトでダメになっていたんです。18番まで争ったのは初めて。実力を考えたら、精一杯というところだと思います・・また頑張ります」
パク・セリは最後まで調子を出せなかった。「最善を尽くしたけど、結果にはつながらなかった。また来る機会があったらもっといい成績を残したい」
日大4年、大山志保は最後まで頑張り通して堂々の6位タイ。「後半に入ってからリズムが早くなって、アイアンが変になった。ベスト5には入りたかったし、アンダーパーかパープレーでは回りたかったんですが。残念です」