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笠りつ子が悲願のツアー制覇!有村は3位タイ

北海道にある桂GCで開催されている、国内女子ツアー第17戦「ニトリレディスゴルフトーナメント」の最終日。首位タイが6人、そして2打差までに19人がひしめく大混戦を制したのは、プロ5年目の笠りつ子だった。

通算4アンダーでスタートした笠は、序盤に2つのバーディを奪い集団を抜け出したかと思われたが、6番、12番でボギーをたたき一歩後退。しかしその後6アンダーまでスコアを盛り返して迎えた最終18番、5mのバーディパットを沈めて1打差で優勝を決めた。

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通算6アンダー単独2位は表純子。通算5アンダー3位タイには2週連続優勝を狙った有村智恵全美貞(韓国)、金なり(韓国)の3人。通算3アンダー6位タイにアン・ソンジュ(韓国)、竹末裕美豊永志帆川原由維の4人が続いた。初日からスコアを伸ばせず苦しんだ横峯さくらは、通算1オーバーの25位タイとなった。

<初優勝の笠「これからもガンガンいきたい」>
23歳の笠が、史上まれに見る大混戦を制しツアー初優勝を手にした。首位タイからスタートした笠は、スタートホールの1番でエッジから10mを捻じ込むバーディ発進。さらに3番でもバーディを奪い、頭1つ抜け出した。その後は同じく首位タイスタートの表に逆転を許すが、15番のバーディで1打差に詰め寄ると、17番で表がボギーを叩き通算6アンダーで並ぶ。迎えた最終18番、2打目を5mにつけると、このバーディパットをジャストタッチで捻じ込む劇的勝利。右手でガッツポーズを3回繰り出し、喜びを爆発させた。これまで3度の最終日・最終組を経験し、ことごとく失速を繰り返してきた笠。「“2日目まではいいね”と言われている自分が悔しかった」という雪辱を、ついに果たした瞬間だった。「1勝で終わらず、これからもガンガンいきたい」とさらなる飛躍を誓った。

<表は終盤で痛恨のボギー>
首位タイからスタートした表は、前半の3番、7番とバーディを重ねる好調な滑り出し。単独首位でサンデーバックナインを迎えると、14番でもバーディを奪ってリードを2打差に広げた。しかし終盤に入り、「ショットは良かったけど、パターが・・・」と不安を抱き続けていたパットからほころびが生まれる。17番で、1mのパーパットを外し痛恨のボギー。結局このボギーが響き、首位に僅か1打及ばず、通算6アンダーの単独2位で終えた。「あれだけパットが入らないと無理ですね。また(優勝争いを)していきたいです」と悔しさを滲ませた。

<有村は3位、2週連続Vならず>
首位を1打差で追う有村は、4バーディ、2ボギーと2ストローク伸ばす健闘を見せたが、2ストローク及ばない通算5アンダーの3位タイで終え、自身初となる2週連続優勝は叶わなかった。「実力のある選手が3アンダーとか4アンダーにいたので、優勝の想定スコアを7アンダーか8アンダーに置いていた」。しかし、バーディを奪った直後にボギーを叩くという悪循環が続き、流れを呼び込むことができなかった。

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2011年 ニトリレディスゴルフトーナメント



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