L.ドナルドが逆転優勝!前人未踏のW賞金王の快挙に挑む
2011年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:11/03〜11/06 場所:シャーシャンインターナショナルGC(中国)
L.ドナルドが第2子誕生に備え「HSBCチャンピオンズ」を欠場
世界ランク1位のルーク・ドナルド(イングランド)が、近日中に第2子を出産するダイアン夫人に付き添うため、次週11月3日(木)に開幕する世界ゴルフ選手権シリーズ今季最終戦「WGC HSBCチャンピオンズ」を欠場することを決めた。
米国シカゴの自宅に滞在中のドナルドは「妻をサポートすることは彼女にとっても、僕にとっても重要なことだ。長女が生まれてから、ゴルフの状態が良くなったのも偶然ではない。仕事はもちろん大切だが、家族あってこそ」と話した。
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ドナルドは前週の米国男子ツアー「チルドレンズ ミラクル ネットワーク クラシック」を制して同ツアーの賞金王に輝いた。現在、欧州ツアーの賞金ランクでもトップを独走しており、史上初の両ツアーでの賞金王に向け邁進中だ。
だが一方、欧州では、賞金ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)には約130万ユーロの大差をつけているもののW賞金王戴冠の可能性については「まだまだ分からない」という見方も多い。中国・上海で行われるビッグイベント「HSBC―」は欧州ツアーの賞金ランキング加算対象試合となり、優勝賞金は120万ドル(約85万ユーロ)と高額。ドナルドは昨年大会で優勝したフランチェスコ・モリナリ(イタリア)には10打差をつけられながらも、マキロイらと並んで3位タイに食い込んだだけに、同大会は重要視されていた。
しかしドナルドは「歴史を作ることは僕にとって、極めて重要なことだ。けれど夫として、父親として役目を果たすことは世界中で一番大事なことだと考えている」とコメント。もちろん歴史的快挙への望みを持ちつつも、今回は家族愛を優先させた。