2014/11/10植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.32 スライス徹底矯正! その2

体は回せばいいというものではない スライスの原因は、インパクトでフェース面が開くからです。フェース面が開く原因のひとつとして、フィニッシュで体を回し過ぎることが考えられます。よく、フォローを大きくとか、フィニッシュまで振り切ることが大事とかいった表現をしますが、それを過剰に意識することで、体を回すことだけを考えてしまう。結果、ヘッドの動きの管理ができず、振り遅れて、フェース面が開いてしまうのです。 胸が開き過ぎないフィニッシュを覚える フェース面のコントロールがきっちりできるようになれば、スライスになることはありません。そのためには、むやみに体を回しすぎないことです。ボールをしっかりとつかま...
2014/07/28植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.17 ツマ先下がりのアプローチ

スライス回転がかかりやすいライ ツマ先下がりはツマ先上がりの逆で、インパクトでフェースが開きやすいライです。落ちてからは、スライス回転がかかりやすいため、右にボールが流れることをある程度予測しておく必要があります。また、ツマ先上がりよりは落ちてからのランも少なくなります。ただ、打ち方を変えるのではなく、ターゲットを変えて対処するようにしましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) クラブを長く持ってボールとの距離を調整 ツマ先下がりの難しい点は、ボールとの距離が遠くなることです。手先で当てにいくとミート率は格段に下がります。大事なことはアドレスの段階でボールとの距...
2015/01/26植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.42 ラウンド中に即効修正!シャンク編 その2

体の前にスペースを作る 自分から見てボールの向こう側をヘッドが通ってしまい、ネックにボールが当たるのがシャンクの現象ですが、理由として体の前に腕が通るスペースがなくなることが考えられます。ダウンスイングで前傾角度が崩れたり、ボールを打ちに行ったりすると、体の前のスペースはなくなってしまいがちです。今回は、この体の前のスペースを確保して、シャンクを防ぐ方法を指南していきます。 右腰と右膝が前に出てしまう 前傾角度が崩れてしまうことがシャンクになる原因のひとつです。体が伸び上がると当然、腕の通り道がなくなり、体から離れてしまいます。注目ポイントはダウンスイングで右腰と右膝が前に出てしまう点にあり...
2015/01/12植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.40 フック・ヒッカケ徹底矯正!その5

ヘッドを振りすぎるとフックになる フックが強くなってしまう一因として、インパクトでヘッドを過剰に走らせようとすることが挙げられます。ヘッドを速く動かそうとすればするほど、ヘッドが先に下りてきてしまう。結果、手打ちになり、フェース面がかぶりやすくなるわけです。インパクトは点ではなく面だと考えて、しっかりと体全体でスイングすることを覚えていきましょう。 ヘッドを走らせようとするのはNG 飛ばそうとすると、どうしても小手先でヘッドを走らせようとしてしまいます。意識が上半身にあると、下半身が止まってしまうのは必然。上半身と下半身をバランス良く使うことで、理想的なインパクトが生まれることを理解しておい...
2014/09/29植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.26 シャンクを封じるカンタン練習法

シャンクってなぜ起こるの!? シャンクというのはフェース面のネック側にボールが当たる現象です。アドレスでセットアップしたときは、ほとんどの人はフェース面の真ん中にセットすると思いますが、スイング中のなんらかの体の動きによって、インパクトポイントがずれてしまう。シャンクが出ると止まらないとよく言われますが、これにはアマチュアにありがちな動きが原因になっています。それを解消していきましょう。 ボールに当てようとする動きは要注意 シャンクはフェースのネック側に当たる現象ですが、スイング中の原因としてはトップからインパクトにかけて手が前に出てしまうことにあります。要するに手元が体から離れてしまうから...
2014/07/07植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.14 左足上がりのアプローチ

使用するクラブはアプローチウェッジ 左足上がり(右打ちの場合)のライというのは基本的にボールが上がりやすいライです。上がりやすいライなのにサンドウェッジを使用すると高さが出すぎて距離感が出しにくいので、アプローチウェッジがおすすめです。自分のイメージにあった高さを出せるクラブを使用する。アプローチでは打ち出しの高さというのが寄せるために非常に重要になります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 左足上がりには2種類の打ち方がある 左足上がりのライには2種類の打ち方があります。ひとつは傾斜と平行に肩や腰のラインを合わせて打つ打ち方。もうひとつは傾斜に逆らうようにアドレ...
2014/06/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.9 飛ばすための切り返し・インパクト

エネルギーを伝える大切な部分 トップからインパクトにかけてはボールにトップで溜めたエネルギーを伝える重要なパートです。ただし、あくまでもスイング中の通過点なので、あまり過剰に意識し過ぎないことも大切なポイントになります。どのようなことを意識しておけば、テークバックからダウンスイングでスムーズに移行できるのか。いくつかのポイントにわけて説明していきましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 下半身から動かすことはそれほど重要でない よく切り返しを下半身から行うのが大切だと言います。もちろん間違いではないですが、下半身のことばかりを意識していると振り遅れなどが起こり...
2014/07/21植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.16 ツマ先上がりのアプローチ

SWを持ってピッチ&ランで寄せる ツマ先上がりのアプローチは、アイアンショットと同じく、ボールと体との距離が近くなります。そのため、左に引っかかりやすいのが特徴です。球質的にはあまり高さが出ず、落ちてからもランが出やすい。その点を踏まえて、使用するクラブはサンドウェッジでいいでしょう。ツマ先上がりのライに遭遇したら、まずは落とす場所をイメージしてピッチ&ランで寄せることを考えましょう。 クラブを短く持ってボールの近くに構える ツマ先上がりはボールとの距離が近くなると説明しました。当然、クラブは短く持つのが基本です。ツマ先上がりはボールが足下よりも高い位置にあるので、ある程度軌道はフラットにな...
2014/08/25植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.21 パッティングの基本

ボール位置の基本は目の真下がおすすめ パッティングでみなさんが迷うのがボール位置でしょう。多少、誤差があっても構いませんが、基本は前傾したときの目の真下にボールがくるようにします。理由は打ち出したいラインに対して、スクエアにフェースをセットしやすく、かつストロークしやすくなるからです。体から離れすぎると目線とボール位置に角度がつきすぎて、狙ったところに打ち出しにくくなります。 両足の真ん中を基準にボール1個分左 ボール位置でもうひとつ大事なことは左右の位置。パターの形状などにより多少差は生じますが、基本的には両足を広げたスタンスのど真ん中よりボール1個左足寄り。要するに、手元とヘッドが体の中...
2014/06/23植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.12 AWのピッチ&ランはアプローチの基本

最も使う場面の多い打ち方 今回のテーマはピッチ&ランです。アプローチで最もスタンダード、最も多用する打ち方なのでしっかり覚えて下さい。使用するクラブはAWでいいでしょう。ある程度キャリーを出してからランで転がす。距離感のイメージが出しやすく、アマチュアの皆さんはアプローチをする場面に遭遇したら、まずはこの打ち方ができるかどうかを考えるといいでしょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) キャリーとランの比率は5対5が目安 ピッチ&ランをするときに重要になるのがボールの落とし場所です。ボールからエッジまでどれくらいの距離があるのか。グリーン面のピンまでの状況は上りなの...
2014/08/11植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.19 芝の薄いライからのアプローチ

クリーンに打ちたくなるけど打ち込みは危険 芝が薄かったり、土がむき出しになっていたりするようなライからのアプローチは、かなり難度が高いと言えます。心理的には上目からパチンとヘッドをボールにぶつけたくなるものですが、入射角が鋭角になると打点が1点になってしまうので、さらに難しくなってしまいます。こういった芝が薄いライこそ、低い位置からヘッドを入れて、低い位置に振り抜く打ち方が必要なのです。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ボールの側面を横から払い打つ 鋭角に打ち込まずに、ヘッドを低く動かすコツは、ボールの側面を真横から払い打つイメージを持つことです。手首の動きをあ...
2014/04/07植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.1 スタート前の上半身ストレッチ

ストレッチはケガを防ぐ意味でも重要! ゴルフのスイングは見た目以上に体に負担がかかるものです。スタート前のストレッチには思い通りのスイングをする意味と、ケガを防止するという意味があります。プロは試合会場には1時間30分から2時間前に到着して、ストレッチに1時間ほどかけて入念に体をほぐします。アマチュアの方にそこまでは求めませんが、ギリギリに到着してそのままスタートというのは避けて下さい。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ナチュラルなコッキングが可能に ゴルフのスイングは上半身も下半身も両方使います。まずは上半身のストレッチから説明しましょう。手首が柔らかくないと...
2014/12/08植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.36 フック・ヒッカケ徹底矯正!その1

スライスのミスが原因で起こるフック 今回から5回にわたってフックのミスの対処法を説明していきます。フックは、もともとビギナーのときにスライスのミスに悩まされ、それでボールをつかまえようとする動きをマスターしようとした結果、その動きが過剰になってインパクトでフェース面がかぶってしまうことで起こるミスです。いわば、上達する過程で誰もが通る道ということ。フックが出始めたら、少し上達したと思っていいでしょう。そしてそのフックは早い段階で直しておくことが重要になります。 インパクトでフェースがかぶるのが原因 フックのミスというのは、インパクトでフェース面がかぶって当たり、ボールに左回転がかかって左に大...
2014/08/04植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.18 深いラフからのアプローチ

ラフは距離感が出しにくい プロや上級者はバンカーから打つよりもラフの方が難しいと言います。その理由は、ラフはボールとフェースの間に必ず芝が挟まるからです。しかもその抵抗の強さを予測しにくいので、距離感が合わせづらくなります。この状況でボールにきっちり当てようとするとミスになる。ラフからはある程度のアバウトな打ち方が必要になります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ボールの前後10センチの芝を切るように振る クリーンにヒットしようとして上から打ち込むのは間違いです。ラフの打ち方はヘッドを低く動かすこと。ボールの前後10㎝くらいの芝を切るように振るのがポイントになり...
2014/09/01植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.22 パットで“良い転がり”を生むためには?

ヘッドの芯でボールの芯を打つ 良い転がりのボールを打つと距離感が合いやすく、最後のひと転がりで入ったり、芝目やラインに影響されにくいというメリットがあります。方法は単純にパターのヘッドの芯でボールの芯を打つだけ。ただ、これができていない人が意外と多いのです。原因のひとつは基本編でやったアドレス(セットアップ)が間違っていることと、もうひとつストロークのイメージが間違っていることが考えられます。 ビリヤードのイメージで真ん中を打ち抜く 芯を打つにはまずイメージを変えていきましょう。上手く打てていない人の多くは、フェース面をボールの表面に当てようとしているだけで、しっかりと打ち抜けていないのです...
2014/10/06植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.27 トップをなおすカンタン練習法

トップが出る原因とは? トップは文字通り、ボールの頭を叩くミスのことですが、これはなぜ起こるのか。一番多い原因は、アドレスした状態からインパクトにかけて体が起き上がり、ヘッドがボールに届かなくなるからです。体とボールの距離が遠くなると起きる症状で、前傾角度が保てないとトップは出やすくなります。ラウンド中に、急にトップが止まらなくなったら、体が起き上がっていると思って下さい。では具体的な対処法を説明していきましょう! 体が起き上がるとトップになる トップが出る原因はヘッドがボールに届かないからです。前傾が崩れて体が伸び上がるのが理由ですが、手先でボールに当てようとしたり、クラブを速く振ろうとし...
2014/09/15植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.24 パッティングラインを読むためのポイント

まずはボールの転がるスピードをイメージする ラインを読むことはパッティングにおいて誰もがやらなければならないこと。真っ直ぐに見えてもスライスだったり、フックだったりすることもあります。ラインと言うと左右どちらかに曲がるかを、まず確認する人が多いと思いますが、まずはカップまでの距離を打つのに必要な、ボールのスピードをイメージします。要するに上っているか、下っているかを先に確認する必要があるということです。 真横から見ると上り&下りは確認できる グリーンによっては、周囲の景色の錯覚で、上っているのか下っているかがわかりにくいグリーンがあります。そんなときはボールとカップを結んだラインの真横から見...
2015/01/05植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.39 フック・ヒッカケ徹底矯正!その4

フェース面が閉じるのは手の動き過ぎが原因 フックが出る原因は、インパクトでフェース面がかぶってしまうことですが、その多くの理由は手の動き過ぎにあります。余計な腕の動きが多いと、インパクトでアジャストする動きが必要になる。手打ちになればなるほど、フェース面の動きが不安定になり、フェース面がかぶる可能性も大きくなるのです。今回のテーマは腰を使うこと。よく言われる下半身主導の動きを覚えて、フックのミスを解消していきます。 右腰を積極的に動かす 上半身ではなく下半身主体でスイングするときに、意識してもらいたいのが腰です。特に右腰を積極的に動かすことを覚えてください。効果的なドリルが、右腰にクラブのグ...
2014/04/21植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.3 素振りのコツ!

素振りと同じように振れないのはなぜ? 今回は素振りについて説明します。素振りの回数は人それぞれ違いがあります。プロの中でも、やり方は様々で素振りをせずにスイングに入るプロもいるほどです。ただ、アマチュアの方には精度を上げる意味で是非行ってもらいたいですね。「素振りはきれいなのにね」と言われた経験は誰にでもあると思います。なぜ素振りのように振れないのか。理由はボールを目の前にすると、クラブを振ることよりもボールを打ちにいってしまうからです。素振りのようにスイングするためのポイントをタイプ別に説明していきましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 片手素振りで大きな...
2014/12/15植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.37 フック・ヒッカケ徹底矯正!その2

体の右側で振るとフェースがかぶる ボールがフックする原因は、インパクトでフェース面がかぶるからです。そうなる理由は、スライスを嫌って急激にフェースを返したり、飛ばそうと思って力んだりと、様々ですが、フックで悩んでいる人の代表的な動きが、体の右側でクラブを振っていることです。体の右側で振るイメージ自体は決して悪いわけではないのですが、体の右側でコックがほどけてしまうのが良くない動きなのです。要するに、ヘッドから先に下りてしまうということです。 左手主体の左サイドでスイングする 体の右サイドでスイングするとフェースはかぶりやすくなりますので、ポイントとして、フォローサイドでボールを打つイメージを...