2023/07/20振るBODYメソッド

自分の「正しいトップの位置」がわかるお手軽ストレッチ

今回はオーバースイングを防ぐストレッチの第二段。テークバックで上半身を捻じるとき、体は止まっているのに腕でクラブを上げてしまっていませんか?腕が上がる位置の限界と、腹筋を意識することで、正しいトップの位置を体に覚えさせる動きをお伝えします。 アドレスした状態から、両手を肩に置きます。 (1)前傾を保ったまま、テークバックをするように体を右側に捻っていきます。この時、両足裏が地面から離れないよう注意。腹筋に力を入れてお腹から身体を捻じる感覚を意識しましょう。 (2)捻じれなくなったところで両腕を右側に伸ばします。個人差はありますが、大体は床と平行になるくらいまで上げると窮屈に感じる方が多いです...
2023/08/04振るBODYメソッド

「下半身リード」成功の秘けつは“右わき腹のシワ” スタート前のたった10回エクササイズ

プロのスイングを見ると、ダウンスイングからインパクトにかけて右わきからわき腹にかけてのシャツにグッとシワが寄っているのが分かります。アマチュアの方は、腰の回転を意識しすぎて腕と体が一緒に回ってしまい、下半身リードでクラブが下せなくなりがちですが、この右わき腹の“縮み”を意識することで、下半身リードで自然に手が落ちてくるスイングが身に着きやすい。アドレスの位置(高さ)に手元が自然と下りてくるようになります。 アドレスの姿勢から、両手を頭の後ろで組みます。 (1)前傾をキープしたまま、体を右側に倒します。この時、頭の位置が足の幅から外側に出ないように注意しましょう。正しく倒せていれば、腰が左側に...
2023/08/17振るBODYメソッド

スタート前に10回やるだけでも別人に「右ひざ」が前に出なくなるストレッチ

ダウンスイングでフトコロが広く作れると、左に振り抜けるようになってショットの方向性が安定するようになります。 フトコロが狭くなる原因はいろいろありますが、改善するにあたっていちばん意識しやすいのは“右ひざ”。大抵のアマチュアの方は、ダウンスイングで右ひざが前に出てお尻が後ろに下がり、さらに左に突っ込む動きになって手を通すスペースが狭くなります。ダウンスイングで腰はしっかり回しつつ、右ひざが前に出ないような動きを身につけましょう。 アドレスする際の足幅から一足分ずつ足を外にし、広めのスタンスで立ちます。上体は前に倒さず、スクワットする意識で背筋を伸ばして腰を落とします。 (1)両手をまっすぐ前...
2023/08/31振るBODYメソッド

よしっ、今日は左に踏み込めるぞ! 体重移動をうながす“時短ストレッチ”

切り返しでしっかり左足を踏めないと、体重移動がスムーズにいかずうまくボールをとらえることができません。右足に体重が残ったままになると、頭だけ動いて突っ込みやすくなることも。左足が踏めない原因のひとつに、「左の股関節がきちんと動いていないこと」が挙げられます。そこで、今回は股関節の可動域を広げ、左足に体重が乗ったダウンスイングを体に覚えさせるストレッチをご紹介します。 足は肩幅の広さ、床と平行になるようにクラブを持って腕を伸ばし、肩の高さでキープします。今回は7番アイアンを持っていますが、持ちやすいクラブでOKです。 (1)腕の高さをキープしたまま、上半身を左に捻じります。このとき、おへそ・骨...
2023/09/14振るBODYメソッド

今日からオレは「腰引け」とおさらばだ たった10回の体重移動ストレッチ

ダウンスイングで腰が引けてしまうと、体が開きやすく、スライスや引っ掛けなどいろんなミスが出ます。そもそも腰が引ける原因のひとつは、トップでうまく右側に体重を乗せたとしても、そこからスウェーを怖がって左足にしっかり体重移動ができていないから。今回は、左足に体重を乗せる感覚をつかむストレッチをご紹介します。 両足を大きく広げ、腰を落として前傾します。 (1)手だけを動かさないよう、両手は頭の後ろに組みます。 (2)続いて、ダウンスイングと同じように左側に体重移動しながら上体を左に捻じります。このとき、右ヒジを(仮想の)ボールにぶつけるイメージで動かすと、体重移動がしやすくなります。左足のヒザが伸...
2023/09/28振るBODYメソッド

「左の壁」ってこういうことか インパクトの再現性を高めるストレッチ

ダウンスイングで腰がスウェーすると、打点がズレやすく球に当たりにくくなってしまいます。『スウェーしないよう左の壁を意識する』と言ったりもしますが、その左の壁を作るためにはしっかり腰を回すことが重要。自分では腰を回転させているつもりでも、実は上半身や手だけを動かしていたり、左腰を引いているだけの人が意外と多いです。腰の回転ができていないと、左に流れてスウェーにつながりやすい。今回は腰を回す動きを体に覚えさせるストレッチをご紹介します。 足を肩幅の広さで開き、クラブを腰骨に当てて立ちます。 (1)右足を一歩引いて、クラブを腰にくっつけたまま左側に腰を回します。この時、顔は一緒に左(目標)を向いて...
2023/10/12振るBODYメソッド

良い子はスピースの真似をしないように…「左ヒジ引け防止」のお手軽エクササイズ

米ツアー13勝のジョーダン・スピースの左ひじの使い方と、アマチュアの方の左ひじ引けは似ていて非なるもの。アマチュアの方のように、前傾が起き上がってフォローで左ヒジを後ろに引いてしまうクセがあると、インパクトでクラブが吊り上がって打点がズレやすくなります。そしてボールに当たらないからといって無理に当てようとしたり、アドレスでボールに近づいたり…と、それだと根本的な解決にはなりません。 左ヒジを引いてしまう原因のひとつは、左肩が硬くて外側に回らないこと。本来フォロースルーで左肩が外側に回って、左ひじは畳まれていくのが自然です。1ステップでできる簡単なエクササイズで、肩からしっかり腕を回す動きを身に...
2023/10/26振るBODYメソッド

「下半身リード」ってこんな感覚かッ! “手打ち番長”必見のエクササイズ

「腰をちゃんと回そう」という意識はあっても、上半身やヒザを動かすだけで腰を回した気になっていませんか?今回はクラブを使った簡単なエクササイズで、腰を回転させる感覚を体で覚えてもらいます。 クラブを両手で持ってヒザ立ちになります。クラブがなくても、上半身が固定できるように正面の壁などに手をついた形でもOKです。 (1)体の中心は動かさず、背筋を伸ばしたまま腰だけを捻ります(左腰を回す)。 (2)このとき肩が動かないように注意しましょう。 (3)腰だけを回転させると、本来45度くらいが限度。おへそがちょっと正面から左横を向くくらいでOKです。20回を目安に行いましょう。 上半身が止まって下半身だ...
2023/11/09振るBODYメソッド

ジョン・デーリーのスイングがいつまでもカッコいいのは何故?「広背筋」のおかげです

大きくてキレイなフォローを作るためには、インパクト直後に右ヒジを縮めないことがポイント。インパクト直後にヒジを曲げてしまうと、ヘッドに急ブレーキがかかって、力が自分に返って来てケガにもつながります。また、フォローに向けて右ひじが伸びていくことで遠心力が発生しますが、その遠心力に対抗するためには広背筋のストレッチが大切です。今回は、背中からわきの下、腕へとつながる広背筋を伸ばす動きを紹介します。 肩幅の広さで足を開き少しヒザを曲げ、両腕をまっすぐに伸ばした状態でクラブを床につきます。 (1)お辞儀をするように上半身を曲げていきます。 (2)頭を腕よりも下に沈め、腰を落としていきます。 (3)2...
2023/11/30振るBODYメソッド

忘れていませんか?「腕」のストレッチ 帰りの常磐道で上腕どう?

ラウンド前や練習前のストレッチはやるけど、プレー後のケアは意外と忘れがち。そんなことないよ!という方でも、上腕や前腕など腕のストレッチを怠っていませんか?今回は、帰りの車ですぐにできる腕に効くストレッチをご紹介します。 右腕を伸ばした状態で、手首の付け根とヒジ内側のちょうど中間の辺りを左手で押さえます。 (1)軽く押さえて揉むだけ! (2)左手で腕をつまんだまま右腕をブラブラ ブラブラすることで、張っている部分がほぐれてきます。高速の渋滞で動かない時や、信号待ちの時などハンドルを握った状態でもいいので、数秒間やるだけでも効果的です。 ちなみに、アマチュアに多い“ゴルフヒジ”は右ひじの内側で...
2023/12/14振るBODYメソッド

1日10回の“猫トレ”でこの冬ちゃんと「ハンドファースト」!

今回は、「インパクトで早くリリースしちゃう!」とか、「ハンドファーストが上手くできない」という方にお勧めの上腕トレーニングを紹介します。アーリーリリースやハンドファーストが作れない人にとって、意外と見過ごされがちなのが、右手首から前腕にかけてのトレーニング。特にクラブがオーバースペックの人などは、硬くて重いシャフトを使っていると、クラブのスピードやパワーに耐え切れずに右手首の角度がほどけ、リリースが早まりがちです。前腕から手首にかけてを鍛えることで、手首の角度をキープできるようになるでしょう。 わきを締めてひじを90度に曲げます。軽くこぶしを握って、手のひら側に下げた状態からスタートします。...
2023/12/28振るBODYメソッド

1日10回の”逆招き猫”でこの冬しっかり「掌屈」!

前回ご紹介した上腕&手首の背屈(手首を手の甲側に折る動き)トレーニングに続いて、今回は“猫トレ”第2弾です。招き猫の手(足?)の動きとは逆で、上腕に加えて、手首の掌屈(手首を手のひら側に折る動き)を意識した動きです。 スイング中のトップオブポジションでは左手掌屈・右手背屈が理想とされ、これをインパクトまでキープできれば、ボールを力強く押せるなどインパクト効率は上がります。上腕&手首を鍛えることで、クラブの重さやスイング中の遠心力に負けず、正しい形で手首をキープできるようになります。 ひじを90度に曲げて、わきを締めます。軽くこぶしを握って、手のひらを上に向けた状態からスタートします(まずは右...
2024/01/11振るBODYメソッド

この冬は黙って猫トレ!両手でやると効果が“ニャン倍”にも

冬の寒~いゴルフの前にやっておきたい、上腕と手首の背屈(手の甲側に折る動き)&掌屈(手のひら側に折る動き)のトレーニングをこれまでご紹介しました。今回はその応用編!片手ずつ行っていたトレーニングを、両手で行い、よりスイングに近い上腕と手首の連動を意識します。 両ひじを90度に曲げて、わきを軽く締めます。こぶしを握って、手のひらを下に向けた状態からスタートします。 (1)まずは背屈の動き。右手、左手と交互に背屈するように動かします。ヒジが体から離れないように注意しましょう。 (2)続いて掌屈の動き。手のひらを上に向けて、右手、左手と交互に掌屈するように動かします。これを10回繰り返します。 (...
2024/01/25振るBODYメソッド

「ハイ!腕を前に掲げてねじねじ体操第1~」 朝イチからトップがグイグイ入る

前回までの上腕と手首を鍛えるストレッチの続き。今回は肩から前腕を中心としたトレーニングになります。両腕共に行いますが、特に右腕が肝要。バックスイングでクラブを上げる際に、右腕は前腕と肩を外旋させる力が必要で、肩から前腕にかけての“ねじれ”がないと、トップが深く入らずに打ち急ぎを助長するケースも出てきます。無理にトップを入れようとするのではなく、まずは腕や肩がスムーズに動くようにストレッチしていきましょう。 まずは右腕から。顔を正面に向けたまま、右腕を床と水平に伸ばします。真っすぐ伸ばしたら、親指が下になるよう、手のひらを外側に向けた状態でキープします。 (1)この時、ひじを天井に向けるよう...
2024/02/08振るBODYメソッド

「ねじねじ体操第2!」始ま~るよ~ 腕のローテーションが超スムーズに

前回の肩と前腕の「内旋→外旋」に続き、今回は同部位の「外旋→内旋」。腕や肩をスムーズに動かすためのトレーニングで、アームローテーションをしっかり行うために、腕や肩をねじっていきます。アマチュアの方で多いのが、前腕から上腕、そして肩までをうまく動かせずに、クラブを小手先でこねる動き。ひじから下だけでなく、肩の付け根から腕を動かして手打ちを防ぎましょう。 まずは右腕から。顔を正面に向けたまま、床と水平になるように腕を伸ばします。真っすぐ伸ばしたら、手のひらを上に向け、親指が水平よりも下に行くようにグイっと捻じります。小指が上に来るくらいまで捻じったら準備完了です。 (1)手のひらが内側を向くよ...
2024/03/07振るBODYメソッド

スタート前にちょっとやるだけで効果は絶大「首かしげ」ストレッチ

スイングの動きの中でとても重要な役割を果たす「首」。そんな首がしっかり動くためのストレッチ&トレーニングを4回にわたって紹介します。首が安定すればインパクトで力強い球も打て、トップやフィニッシュで頭が引っ張られてバランスが崩れてしまうことも防げます。 首の筋肉を動かすことで、肩こりの解消にも効果的。首を鍛えて、スイングに安定感をプラスしましょう。 まずは背筋を伸ばし、まっすぐに立ちます。 (1)右手で側頭部を抑えながら、頭でグッと右手を押していきます。 (2)右手の力に抵抗するように、首を右側に倒しましょう。左の首筋が伸びるのを感じながら、3段階に分けて倒していきます。10秒ずつキープ。 (...
2024/03/21振るBODYメソッド

「首」の”バーチカルトレ”でスイングの再現性UP↑

「首」を鍛えるトレーニング第2弾。スイング中に首を意識する人はなかなかいませんが、実はここを強化することで、スイング中のバランスが良くなります。インパクトの再現性もアップ。トッププロほど首を鍛えています。前回は左右のトレーニングでしたが、今回はタテ(バーチカル)の動き。インパクトで頭が上がって前傾が起きてしまう人などに、特にお勧めです。 足を肩幅の広さで開き、背筋を伸ばして下を向きます。 (1)両手のひらの下側(小指球)をアゴに当てます。 (2)アゴを下に下げるように手を押していきます。力をかけたまま5秒キープ(写真左)。 (3)次に顔を水平にして同じように力をかけます(写真中)。最後に頭を...
2024/04/04振るBODYメソッド

球がつかまる首の動きとは 鈴木愛のトレーナー直伝 「首トレ」第3弾

「首」を鍛えるトレーニング第3弾。スイング中に首を意識する人はなかなかいませんが、実はここを強化することで、スイング中のバランスが良くなります。前回は首のタテ(バーチカル)の動きでしたが、今回はヨコ(ホリゾンタル)の動き。インパクトで頭を残せと言われますが、頭を残すにはまさに首のヨコの可動域が重要になってきます。 (1)足を肩幅に開き、背中と後頭部を壁につけて固定します。 (2)首だけ90度右に回転。真横を向きます。胸も一緒に回したり、アゴの高さが下がって右斜め下を向いたり、首が前に傾かないように注意しましょう。 (3)右を向いたまま5秒キープ。ゆっくり元に戻して、再び右を向きます。これを3セ...
2024/04/25振るBODYメソッド

タオル1枚で盤石な前傾姿勢づくり 鈴木愛のトレーナー直伝!“首トレ”第4弾

「首」を鍛えるトレーニング第4弾。第2回と同じく首のタテ(バーチカル)の動きのトレーニング。首のタテ方向の動きを強化することで、前傾角度を保ちやすく、スイングの再現性を高めることができます。今回はタオルを使って負荷をかけていきます。 (1)フェイスタオルを用意し、持ちやすいようタテ半分に畳みます。タオルを後頭部に当て、タオルの両端を持ちましょう。 (2)顔を下げた状態で、タオルを軽く引っ張り、後頭部に負荷をかけて顔を上げていきます。3段階に分けて止め、斜め45度上を向くまでやりましょう。 (3)背中が反ってしまうと意味がないので、上手くできない方は椅子に座って背骨を固定してもOKです。慣れて...
2024/05/09振るBODYメソッド

夏までにちゃんとねじれる体づくり 「ねん転体操」はーじめーるよー♪

飛ばすためにも重要なのが上下のねん転差。下半身はどっしり構えつつおへそから上をひねってねん転できる体を作りましょう。ねん転差を生むストレッチを2回に分けて紹介します。今回は基礎編です。 (1)正面を向いてクラブを両手で持ちます。 (2) 右足を一歩前、左足を一歩後ろに開き、右ひざを90度に曲げて沈み込みます。それと同時に両手で持ったクラブを肩の高さに上げます。このとき、体重が左右の足に均等に乗るように注意しましょう。 (3) 顔とおヘソは正面を向いたまま、クラブは床と平行に保ったまま、上半身を右に90度ひねります。お腹から上を回すイメージで、腕が常に胸の前にいるようにゆっくり動かしましょう。...