GOLF DIGEST ONLINE ゴルフダイジェスト・オンライン
ニュース

米国男子の最新ゴルフニュースをお届け

マスターズ
期間:04/09~04/12  場所: オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

松山英樹、連続ボギーフィニッシュも安堵の18位発進

2015/04/10 08:14

1番ではアプローチを寄せてパーを死守。1 1番ではアプローチを寄せてパーを死守。1アンダーで初日を乗り切った松山英樹(Jamie Squire/Getty Images)

2015年のメジャー初戦「マスターズ」が9日(木)、春の陽光が降り注いだジョージア州のオーガスタナショナルGCで開幕。日本勢でただ一人出場の松山英樹は終盤に2連続ボギーを叩いたが、トータル4バーディ、3ボギーの「71」で回り、1アンダーの18位タイで滑り出した。

2年連続4度目の出場となった松山は序盤「優勝候補」の存在としてふさわしいプレーを見せた。「このコースは1番が難しい」と警戒していたスタートホール。1Wでのティショットを左に曲げ、せり出した枝に前方を邪魔されたが、冷静に2打目を低く出してグリーン手前に運び、アプローチを1.5mに寄せてパーを拾った。

「あそこをボギーにしないでパーで行くのはだいぶ違う。いいパーセーブができたおかげでリズム良く回れた」。2番(パー5)、3番と2m前後のチャンスを逃したが、4番(パー3)でグリーン左のエッジから7mをパターで沈めて最初のバーディ。5番は2打目のキャリーがわずか2yd短く、傾斜とスピンでボールがグリーン手前に戻ってボギーを叩いたが、続く6番(パー3)で第1打を右奥の狭いエリアを捕らえ、5mのバーディパットを決めた。

風が吹き始めた中盤9番、2打目を奥2mにつけて3つ目。13番(パー5)ではグリーン左奥のバンカーから妙技を見せた。ウェッジでの3打目は、ピンと、その奥のクリークに向かって激しく下るライン。真っ白な砂煙の中から現れたボールは、鋭いスピンを効かせながら下り傾斜を伝い、ピンそば30㎝に止まった。

「(本当は)イメージしたのとはちょっと違った。ただ、ああいう結果は予測できた。もっとスピンが入らないように打ったつもりだったが、スピンが入っても、入らなくても、寄るようなところに落とそうと思っていた」。奥のハザードを警戒して“保険”をかけて放ったスーパーショット。パトロンはその思惑を知る由もないが、喝采を浴びせた。

フィニッシュはもちろん望んだ形ではない。17番で第1打を右に曲げ、続く8Iのショットはピンとは真逆のグリーン左サイドに乗った。「全然分からなかった」という、この2打目のライは枯れた松葉の下に木の根元があり「ボゴッ!」と鈍い音を立てていた。結局3パットボギーとすると、さらに最終18番ではティショット、セカンドとバンカーに入れて3オン2パット。2連続ボギーが表情を硬くしたが「最後の2ホールは微妙なパーパットが入らなかっただけ、という感じ」と悲観しなかった。

初めて予選落ちを喫した昨年のマスターズは、初日の1番をボギーとし、悪い流れのままズルズルと「80」を叩いて大きく出遅れ。結局、予選落ちした。だからこそ「自分の感触がそんなに良くない、納得いくものではないが、去年の初日に比べたら良いスタートが切れた」と及第点を付けた。

ラウンド中盤、ロープの外で「なんだか余裕だ。余裕で回っている」と思わず口にしたのはテレビ解説を務める中嶋常幸だった。トップとの差、7ストロークに松山は焦る様子もない。1年前に屈辱を味わった最初の関門。今年は余力を保って通過した。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」どんなプロにも、素晴らしいプレーを生み出すクラブセッティングが隠されている。クラブ研究こそ上達の近道か!?