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プエルトリコオープン
期間:03/05~03/08  場所: トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)

石川遼、後退74位 クラブから手を離すシーンに言及

2015/03/08 07:35

石川は3日目も思うようなプレーができず、上位浮上はならなかった(Michael Cohen/Getty Images)

プエルトリコのトランプインターナショナルGCで行われている米国男子ツアー「プエルトリコオープン」3日目。予選通過ギリギリの57位から出た石川遼は1イーグル、2バーディ、7ボギーを喫してしまい「75」。通算5オーバーで予選通過を果たした76人中74位タイまで順位を落とした。

石川はムービングデーに、初日、2日目よりもドライバーを3回多く使い、計10回豪快なティショットを放ったが、フェアウェイを捕らえたのは12番と15番ホールの2回だけ。ラフやバンカーに捕まり、多くのボギーを献上するラウンドとなった。

スタートの1番でグリーン左手前のカラーから“3パット”してボギーを叩いた直後、2番(パー5)で残り247ydからの第2打をピンそば2mにつけてイーグルを決めた。つま先上がり、左足下がりのラフからのショットに「前方に木があったので、(左の)池の方向から15ydぐらいスライスをかける感じでした。自分の中では5ydぐらいのスライスを打ち、あとは風が持っていってくれるのを狙ったショット。あれば完璧」と自画自賛。2週前の「ノーザントラストオープン」からバッグに入れたUT(ロフト20度)が役立った。

しかしその後は、再び苦しい展開に。6番ではティショットをグリーン左奥に外し、5mのパーパットは右に逸れてボギー。10番では5mのバーディチャンスから3パットで痛いボギーを喫してしまう。「バーディパットはスライスライン。カップの右縁に蹴られた。あれだけ強く打つと普通は左に外れるが、右にいったのは自分の狙ったタッチとラインとも違う。そう思いながら80cmのパーパットをフワフワした気持ちで打ってしまった」。信頼していたグリーン周りからのアプローチが鈍く、14番までにさらにボギーを3つ重ねた。

ティエリアが今週初めて一番後ろに下がり、600ヤード設定の15番(パー5)ではフェアウェイからの2打目を1Wで放ち、3オン1パットのバーディ。16番(パー3)はロフト51度のウェッジでピン左2.5メートルにつけて2連続バーディを決めたが、最終18番では2打目で“左打ち”を強いられるなどして、再びボギーを叩いた。

修正点はグリーン上、そしてティショット。最終ホールではスイング直後に1Wを両手で離すシーンもあった。

「クラブを飛ばすというのは良いことではないですけど…ダウンスイングの時にクラブフェースの向きが気持ち悪いというか、左に行くと思ったので、それを何とか修正しようとして握力を抜きにいくことがある。結果的にクラブが手から離れ飛んでいってしまう。クラブを飛ばしていなかったら、もっとボールは左に飛んでしまったと思う。 悪いショットを打ったから離れるのではなく、真っ直ぐ打つために離している感じ。器用な、片山(晋呉)さんみたいにインパクト前後に余裕があり、インパクトが長い人はうまく直せるんでしょうが、僕みたいに余裕がなくて 回転が悪い意味で速い人はクラブが飛んでいく…(松山)英樹はそういった意味では上手い。片手を離しても、真っ直ぐ飛ばすというのも彼は多い」

今週は強風が吹き荒れる中で、低弾道のアイアンや4Wを有効に打つことができている石川だが、その影響か1Wもクラブフェースが閉じ気味、切り返しの入射角がスティープ(鋭角)に下りている傾向がある。ダウンスイングで「窮屈さ」が生じているが、繊細な感覚を持っているからこそ、クラブから手を離すシーンが相次いでいるようだ。

ラウンドを終えると、この日も練習場に直行。あすの最終日だけでなく、来週以降につながる「きっかけ」を求めて石川遼の模索は続いている。(ゴルフ解説者アンディー和田)


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