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マスターズ
期間:04/06~04/09  場所: オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

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ガルシアの雄叫びで見えた松山英樹のメジャーVロード

74試合目のメジャーで初勝利。“神の子”ガルシアが37歳にしてマスターズを初制覇した

セルヒオ・ガルシアのマスターズ優勝に喜んだゴルフファンは多かったのではないでしょうか。アマチュア時代から活躍していましたが、メジャーではなぜか勝てそうで勝てない。お騒がせ者というキャラクターも相まって注目選手の一人でした。74戦目でのメジャー初制覇。今回のマスターズで勝てた理由を、私は2つあると考えます。

勝つ実力はありました。それは、マスターズ前までに米ツアー9勝、欧州ツアー12勝といった成績が証明しています。ただ、メジャーでは何度も優勝争いをしながら勝つことができませんでした。メジャーでのトップ10は実に22回。そのうち2位は4回。単純に見れば「負け」です。しかし、その中には「優勝争いをした」という事実があります。

もちろん、若いうちにチャンスをものにしてパッと勝ってしまえば、楽に違いありません。ただ、それができなかったとき、チャンスを作り続ける根気が必要となります。バーディを取りたいとき、パーオンをしてバーディチャンスを作り続けるのと同じです。ガルシアは、メジャーで何度も優勝争いをするチャンスメイクをし続けてきました。チャンスを作り続けた経験が、プレーオフ1ホール目のバーディパットのひと転がりにつながりました。

37歳という年齢もメジャー初制覇へ背中を押しました。コース外でもいろんな話題を提供していたガルシアですが、年内に結婚することを発表しています。ここ最近は「自分の人生はすごくうまくいっている」という発言が目立っていました。年齢、私生活の落ち着きが、肩の力がほどよく抜けた今回のプレーにも出たと思います。

優勝争いに絡めなかった松山英樹だが、メジャー制覇へ続く一打を今回も積み重ねた

11位で終えた松山英樹選手。昨秋からの調子の良さもあり、周囲の期待が最高潮に達して迎えたマスターズでした。戦いにくかったでしょう。しかし、これは当然乗り越えないといけないものです。最終日「67」で気を吐きましたが、優勝争いに加わることはできませんでした。もちろん、その実力は持っています。

松山選手がすることは一つ。メジャーでチャンスメイクをし続けることです。優勝争いをし、周りの期待を集める。今回のガルシア優勝で分かるように、すべてのこうした経験は、メジャー制覇へのプラス材料です。焦る必要はありません。また一つ、階段を上ったのですから。(解説・佐藤信人)

佐藤信人(さとう のぶひと)
1970年生まれ。ツアー通算9勝。千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ。93年に帰国してプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝した。勝負強いパッティングを武器に2000年、02年と賞金王を争い、04年には欧州ツアーにも挑戦したが、その後はパッティングイップスに苦しんだ。11年の「日本オープン」では見事なカムバックで単独3位。近年はゴルフネットワークをはじめ、ゴルフ中継の解説者として活躍し、リオ五輪でも解説を務めた。16年から日本ゴルフツアー機構理事としてトーナメントセッティングにも携わる。

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