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「指3本」でアプローチに冴え 武尾咲希、同期の活躍に刺激も

今週こそはわたしも――。北海道の札幌国際CC島松Cで開催されている国内女子ツアー「meijiカップ」初日、21歳、プロ2年目の武尾咲希が4バーディ、ボギーなしの「68」(パー72)でプレーして4アンダー、首位と2打差の3位でスタートした。

「ラフに入ってもうまくリカバリーできたのが、ノーボギーにつながった」。この日のカギは、島松の難コースをノーボギーでプレーしたこと。14番までに4つのバーディでスコアを積み上げリーダーボード上位を駆け上がると、ピンチは直後の15番で訪れた。

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パーオンを逃したが、ピンまで約15ydのアプローチを約1.5mに寄せてパーセーブ。続く16番、17番も再びセカンドショットでグリーンをとらえることができず、約20ydのアプローチを残した。「ラフに入るとどうしても、芝に負けたくない気持ちで必要以上にグリップに力が入ってしまう」と、中指から小指の3本で握るよう意識し、16番では1.5m、17番では約50cmに寄せて、いずれもピンチをしのいだ。

前週開催された「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初勝利を飾ったささきしょうこ、最後まで優勝を争った岡山絵里とは、昨年プロテスト合格を果たした同期。前週は、自身も初日5位発進としたが、2日目、最終日にスコアを落とした。「先を越された感は少しあるけど…同期が頑張っているので、次こそはわたしも頑張ろうと思う」。仲間の活躍にも刺激を受け、残り2日間に臨む。(北海道北広島市/糸井順子)

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