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桂川有人に生まれた自信と“まだない”自信 同世代・大西魁斗は手応え

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップ 3日目(14日)◇大洗GC(茨城)◇7163yd(パー70)

まだ気が早いとはいえ、賞金王争いではトップにいる。実質プロ2年目。レギュラーシーズン本格参戦初年度にして、すでに優勝1回、2位1回。23歳の桂川有人は心境に変化が生まれたようでもあり、そうでないようでもある…。

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ファンの間に名前が浸透してきた実感は「あまりないです」というのが正直なところ。その半面、「自覚は持たないといけないかなと思います。自覚を持って、ギャラリーの方に応えられるような選手にならないといけない」と、ファンあってのプロアスリートの本分もわきまえ始めたきょうこの頃だ。

醸し出す雰囲気は穏やかでも、ターゲットを狙い撃つショットは鋭い。「タフなコースの方が好きだと思います」。木々が重厚なプレッシャーをかける大洗GC。6位から出たこの日は、右ラフからの2打目をピンそば2mにつけた前半6番からの3連続バーディで浮上した。「67」で通算7アンダーは4人が並ぶ首位で54ホールを終えた。

4月「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本」での初優勝で得たものは大きい。「勝てたことで自信は少しついた。良いイメージが出る。それがないと『これを外しちゃうかな…』とか悪い方向に考えやすい」。一方、まだ自信が備わっていないのが、前回見せた“例のパフォーマンス”。大ファンの新日本プロレス・内藤哲也の決めポーズは、まだおっかなびっくりで…。「(優勝したら)やりたいですね。お客さんの反応が怖いんですけど、シーン…となったらどうしよう…」と不安で仕方ない。

奇しくも、上位で桂川と再び争うのは同い年の大西魁斗。「ISPS―」では3位で出た最終日に伸ばしきれず4位に終わった。このムービングデーは単独首位から2バーディ、3ボギーの「71」と落としたが、「この流れでいければ、あしたは結構良いチャンスがある」と手応えがある。

後半15番(パー5)では第2打でフェアウェイウッドを強振。ボールの左側に泥がついていたため、右サイドの池に入るのを警戒して「そこだけは越えよう」とアイアンでのレイアップを避け、距離を出す策を選んだ。不運のシーンも「予想通りの球が出た。パーでしのげて良かった」とマネジメントが奏功し安堵。混戦の最終日に希望を見出した。(茨城県大洗町/桂川洋一)

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