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2021年6月のマンスリーゲスト 石井理緒

「Hot Shot with GDO」の2021年7月のマンスリーゲストには石井理緒プロを迎え、全4回でお届けする。

2000年1月3日生まれの21歳。新潟県新発田市出身で、11歳からゴルフをはじめる。開志国際高等学校(新潟県)を卒業後に受験した、2018年の1度目の最終プロテストでは55位タイで不合格となった。翌年は、ファイナルQTランキング17位の資格でレギュラーツアー28試合を戦いながら準備を整え、2回目でプロテストに合格。2020~21年シーズンの出場資格はQTランキング133位。主催者推薦選考会(通称マンデー)を突破して本線出場を果たした、「ヤマハレディースオープン葛城」では、プロ転向後、自身初のトップ10フィニッシュとなる7位で終えた。

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第1回 「絶体絶命のプロテストで秘密兵器を投入!」

QTランキングは133位で、出場資格が限られている2020年~2021年シーズン。「アクサレディス」の最終日、雨で試合が遅延したが、最終便に間に合い宮崎から羽田に戻ることができた。

そのまま車で静岡へ移動し、翌日、「ヤマハレディス」のマンデーを3アンダーで突破。火曜日、水曜日と練習ラウンドをこなし、本選最終日は67をマーク。通算8アンダーでプロ転向後自身初のトップ10フィニッシュとなる7位となった。グリーンが速く得意のコースで自信はあったが、ハードな10日間連続プレーでここまでいけるとは思っていなかった。

2018年の最終プロテストでは55位タイで不合格。翌年は、ファイナルQTランキング17位の資格でレギュラーツアー28試合を戦いながら、2度目のプロテストに備えた。難しいセッティングのレギュラーツアーで自信を失い、1回目のリランキングで順位を落とし、限られた出場機会で考えるのはプロテストのことばかりで試合どころではなかった。

受験年齢が引き下げられ、現役高校3年生が加わり大激戦となった2019年のプロテスト。コーチと、「毎日2つずつ伸ばそう」と話し合い、3日目まではほとんど達成できていたので、絶対に大丈夫だと思っていた。一転、最終日前夜は眠れず朝を迎え、ボギーが止まらずいきなり6つスコアを落とす展開。

あまりにもパットが入らないため、練習はしていたが「どうせ入らないなら後悔のないように」と、試合で試したことのないクローグリップに変更。1つでもスコアを落としたら不合格の崖っぷちから、7連続でパーをセーブして18位タイの最下位でプロテストに合格した。

6月12日(土)「100切りのご褒美はリボンちゃん」

8歳で遊びに行きたいさかりに、叔母のティーチングプロが始めたジュニアスクールに入会させられ、嫌々ゴルフを始めた。父親が「新発田城カントリークラブ(新潟県)」を経営しており、競技に出場するようになったが、県の試合で100を叩き、同年齢の女の子に負けて相当悔しい思いをした。負けず嫌いに火がつき、母親に「プロになりたい」と直談判し、真剣にゴルフと向き合うようになった。

小学校3年生くらいでワンちゃんを飼いたいとお願いしたら、「100を切ったら飼っていい」と言われた。頑張って100を切った日に買いにいったのがプードルのリボンちゃんで、いまでも可愛がっている。

周りの環境もあり、小さい頃からなんとなくプロゴルファーを目指していた。迷いも後悔もなく実際にプロになったので、ほかの人生を考えたことがない。好きな言葉は「なんとかなる」だ。

アマチュア時代には、世界から強豪が集まる「エビアン選手権ジュニアカップ」でベストスコアの66をだして優勝。どんなライからも簡単に打てるようになりスコアを安定させたいので、韓国人選手のべた足スイングを目指して練習に取り組んでいる。

好きな食べ物は、お菓子作りが得意な母親がつくるアップルパイ。嫌いなものは、トマトとブロッコリーだ。

第3回 「ピンクのボールはわたしだけ」

クラブはフリーで、ウッド系はキャロウェイ、アイアンはミズノ、パターはPINGをチョイスしている。フリーになったことがきっかけで、シャフトの種類や、ヘッドの形状がたくさんあることを知った。いまは、栗永遼プロコーチにすすめられて、色々なクラブを試して打つのが楽しい。

ボールはボルビックで、トラックマンで計測したところ初速がかなり出ており、飛距離がでている実感がある。「ピンク色が大好き」という理由で、トーナメントでは使用している人を見たことが無い、ビビッドなピンクカラーのボールを使用。目立つが、ラフや落ち際が見にくいので、ショットの精度が重要だ。

ショットメーカーなので、得意クラブはアイアン。フェースとグリップが極端に減るくらいに、7番アイアンとピッチングの2本しか練習しない。平均飛距離はドライバーで240ヤード、7番アイアンでは150ヤードくらいだ。レギュラーツアーではピンが左右に振ってあるので、ドローやフェードを打ち分ける必要がある。シャット気味のスイングを無理に直さずに強みにしようと練習に励んでいる。

ゴルフウェアはアマチュア時代から可愛いデザインが気に入っているジュンアンドロペと契約。ほとんどゴルフウェアしか着ていないので普段着にこだわりがないが、ピアス、ネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーは大好き。賞金をもらったら、自分へのご褒美は間違いなくアクセサリーだ。所属は飯島茜植竹希望なども所属する、ドリンクメーカーの「サーフビバレッジ」。

第4回 「インスタは “すまーせん”!」

趣味といえるようなものは無いが、気分転換をしたいときには、幼馴染や中学生からの地元の友達と会い、ゴルフの話は一切せず、たわいもない内容をひたすら喋るのが一番の息抜きだ。

移動時間が長いので、クルマではずっと音楽をかけている。女性ボーカル、男性ボーカル、バラード、ポップとジャンルは問わないが、とりあえず流行りのK-POPを聞くことが多い。

ディオールのバッグが欲しくて、買い物好きな母親と下見に行ったところ、実際に見たら欲しくなってしまった。悩んだが、「いまのままじゃだめだ」と思い直し、次に試合でいい成績を出したら買おうと心に決めている。

SNSは不得意で、スイング以外で何をアップしたらいいのかがわからない。一時期、同期で同学年の石川怜奈が、「すみません」を「すまーせん」と言ってふさげていた。同じく仲良しの河野杏奈と3人でLINEグループを始めたことがきっかけで、こんなにおもしろいならインスタを始めようとスタートしたのが、「@suma_sen3」アカウントだ。個人のインスタよりも頑張って更新しており、3人揃ったときには、ひたすらゴルフに関係ない変な写真や動画をアップし続けている。

感情の波はあるが、さっぱりしている性格で、好きな男性のタイプは、普通に優しい人だ。将来の夢は賞金女王で、稼いだ賞金で、バッグやアクセサリーや、クルマをいっぱい買いたい。



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