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マスターズ
期間:04/06~04/09  場所: オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

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来て、見て、感じた!ホリエモンの“生”マスターズ観戦記

初めてマスターズを訪れたホリエモン。コースの美しさに感嘆していた

ホリエモンこと堀江貴文氏がジョージア州オーガスタを訪れ、ゴルフの祭典「マスターズ」を初めて現地観戦した。大観衆のオーガスタナショナルGCで最終日の優勝争いを見守った後、GDOに観戦の感想を寄せた。世界最高峰の舞台「マスターズ」でホリエモンはいったい何を感じたのだろうか?

◆最先端か、時代遅れか

初めてのオーガスタ。ここに来ないと分からないものがある。

堀江氏はまず、「ごみ一つ落ちていない。フェアウェイだけじゃなくて、パトロン(ギャラリー)たちが歩くところも整備されていて最高だよ」と、年に一度、この大会のために万全を尽くすコースの整備状況に感嘆した。オーガスタを訪れた誰もが感じることの一つに、コースの美しさとテレビでは伝わりにくい起伏の激しさがある。「グリーンやフェアウェイのアンジュレーションがすごい。これは行ってみないと分からないよね。それにガラスのグリーンだし」と、最高のプレーを引き出すコースの迫力に興奮した様子だ。

食通としても知られる堀江氏だが、コース内の売店には高評価だった。「裂いた豚肉をケチャップソースで食べるバーベキューサンドウィッチが美味しかった。ビールも地ビールやIPA(編注:インディア・ペールエール)もあったからね」。ちなみに、マスターズのコース内売店は値段が安いことでも知られ、バーベキューサンドウィッチは2.5ドル。ビールは国内産3ドル、外国産3.75ドルで、飲み物はマスターズのロゴが印刷された特製カップで提供され、おみやげとしても重宝される代物となっている。

ただ、いかにもホリエモン的なNGもあった。コース内でデジタルデバイスが使えないことだ。「スマホが持ち込めないのはツライよね…。そこはなんとかして欲しい!」と切望したが、その願いはすぐに叶いそうにはない。開幕前、同じ質問を受けたマスターズ委員会チェアマンのビリー・ペイン氏はこう答えている。「それは、次のチェアマンに聞いてくれ。なぜなら、自分がチェアマンでいる間に、そのルールは変えるつもりはないからだ。(大会に)ふさわしいとは思わないし、呼び出し音や会話による騒音は、プレーヤーにとってだけでなく(パトロンやメンバーにとっても)不快なものだし、邪魔なものだ」。この頑固さが通用するのも、マスターズならではの特権といえるだろう。

◆世界4位の松山英樹とホリエモンの共通点とは?

背の高い欧米人たちが取り囲むと、観戦するのも一苦労

大会最終日は、松山英樹のプレーを18ホール観戦した。米ツアーを主戦場としているため、普段はなかなか現地観戦する機会がない。「(体が)でかいし、お尻とかすごいよね。熊が打っているような感じだった」と、日本人離れした世界4位の体格に舌を巻いた。「(同組で回ったスティーブ)ストリッカーが可哀想だった。毎回30~50yd置いていかれていたから」と、世界で戦う“生”松山に感動した様子。「やっぱりワールドクラスだよね。ショットは世界一だったと思う。タイガーの全盛期よりすごいんじゃない? パットが悪くて残念だった」。世界有数のポテンシャルを目の当たりにし、噛み合わなかった松山の一週間を改めて惜しんだ。

それでも、「松山は特別だね。他の日本人とは違う」という。そう感じた最大の要因は、「周りを気にしないと思われるメンタル」だとか。堀江氏は、松山が自身に関するニュース記事のコメントまで読むと伝え聞いたことがあるらしく、「俺もそう(読む)だし」と、かねてから共感していたようだ。あえて言うなら、周りの評価に影響されないからこその習性が共通点ということか。賞賛や批判だけでなく誹謗・中傷にも目を通している堀江氏は「意見を聞けば、改良できるっていうことよ」と、その意義を明かした。

◆しくじり先生?ガルシアの優勝に興奮

「そんなにゴルフ好きの人ばかりじゃないと思った。もう文化だよね」とマスターズの雰囲気を表現したホリエモン

「ガルシアの(15番の)イーグルは、近くで見ていたから(ピンに当たった)“ガチャン”っていう音が聞こえた!」。初のグリーンジャケットを懸けて戦ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)とジャスティン・ローズ(イングランド)の優勝争いを振り返ると、堀江氏のテンションはMAXになった。

「周りの雰囲気がもう“ガルシア頑張れ!”ってなっていて。プレーオフはどっちが先に打つか分からなくて、1発目が林に入ると“どっちだ?”みたいになって。2人が歩いてきて、“(フェアウェイにある)こっちがガルシアか!ローズ、ウッド(林だぞ)!ローズ、ウッド!”みたいな(笑)」。日本のゴルフトーナメントではなかなか遭遇できない観客の興奮ぶりは、トップレベルの選手のプレーと同等に印象に残った様子だ。

「ガルシアが正規の18番で(バーディパットを)決められなかったときは、“おいおい”って感じだったけど、プレーオフでローズがボギーにしたら、“2 putt to Go(2パットで大丈夫)”みたいな感じになって」と、オーガスタの空気がどんどんガルシアの応援に傾いていった様子を再現。人気テレビ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、自身の失敗を告白したことのあるホリエモンにとっても、過去73度のメジャー挑戦でたびたびチャンスをつかみながら崩れてきたガルシアは、共感できる選手だったのだろうか。「めっちゃ良かった」と、歴史に残る初優勝を存分に満喫していた。

◆来年こそはプレーしちゃうかも?

いつの日かプレーできることを夢見て…

普段は敷地内に足を踏み入れることさえ難しい超プライベートなオーガスタナショナルGC。堀江氏の訪問も今回が初めてだったが、「実は、以前にプレーするチャンスがあった」という。ライブドア時代の2005年。ジョージア州サバンナに本社を構えるガルフストリーム社の新型プライベートジェット「G550」(当時の価格で50億円!)を発注し、その特典としてオーガスタでプレーする権利を手に入れたのだ。だが、「当時は興味ナッシング」とまさかのスルー。最近は自身のコンペ『ホリエモン杯』を大々的に企画するまでゴルフに入れ込んでいるが、今となってはあとの祭りというほかない。

例年オーガスタを訪れては最終日の翌日にラウンドをしている某企業の会長が知己で、「いつも回っているらしくてね。今年は来ていないんだけど、もしかしたら一緒に回らせてくれるかも」と、次回のマスターズ観戦には淡い期待も寄せている。世界最高峰の名手たちのプレーを目の当たりにして、「俺もハートが強くなりたい。12番(パー3)とか、ピンをデッドで打っていけるようになりたい。俺?メンタル弱いからなぁ・・・」と自身がプレーする姿もしっかりとイメージしていた。(了)


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