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36歳の「オールド・ルーキー」 トラック運転手転身も思い浮かべた18年間の苦節

18回目のプロテスト挑戦で合格した安納昭 18回目のプロテスト挑戦で合格した安納昭江は「出るからには優勝したい」と語った

「オールド・ルーキー」の挑戦だ。「LPGA新人戦 加賀電子カップ」が9日開幕し、今年7月のプロテストに合格した新人プロが千葉県のグレートアイランド倶楽部に集結した。フレッシュなルーキー23人の中で、唯一の30代プレーヤー安納昭江(あんのう・あきえ)が首位と3打差の1アンダーで10位につけた。

初めてプロテストを受験したのは、高校を卒業した18歳のとき。タイガー・ウッズがマスターズを21歳3カ月で優勝し、「たまごっち」が爆発的なブームになった1997年だ。

そこから積み重ねた年月は18年。1次、2次を通過し進んだ最終テストでも13度失敗した。「最後は合格しなきゃって、意地になっていた」と年に1度のプロテストへの挑戦を続けた。36歳となった今年、思いはついに結実した。

20代の後半には一度、引退を決めた。「やめます」と周囲の人たちに宣言。「でも3日で撤回しちゃった」と笑った。他の職に就いている自分を想像したこともある。「私には事務職は無理かなと思ってたし。長距離トラックの運転手も思い浮かべた」と振り返った。折れそうな心を、つなぎとめたのは一つの思いだ。「やっぱりゴルフは楽しいから」。

11月の「大王製紙エリエールレディスオープン」に出場し、初日を15位でスタート。決勝ラウンドに進み、54位で終えた。「(ツアー出場は)普通でしたよ。」としたが「初日15位で自分の名前がボードに表示されていて、うわーと思った」とほほ笑みながら、振り返った。

周りを見渡すと、10代や20代の選手に囲まれている。大会の最年少出場者は野澤真央で、安納が初めてプロテストを受験した1997年生まれの18歳だ。ただ、歩んできた36年に後悔はない。「いろいろあったけど、何にも考えずやってきたんだと思う。好きなことだけやってきた」。そう言って練習場へと向かった。(千葉県長南町/林洋平)

林洋平(はやしようへい)
1991年、横浜市生まれ、A型。大学卒業後の2015年にGDO入社。チーム内では最年少。トーナメント取材に行くが、自身のプレーは勉強中。当面の目標はドライバーをスライスさせないこと。大のビール党で、出張先の名物で晩酌するのが、ささやかな楽しみ。

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