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2013年 ネルソン・マンデラ選手権
期間:12/12〜12/15 場所:マウントエッジコムCC(南アフリカ)

バンデルウォルト、特別な思いで噛みしめる優勝

最終日の後半に圧倒的なゴルフを見せたダウィー・バンデルウォルトが、「ネルソン・マンデラ選手権」で欧州ツアー2勝目となる優勝を飾った。

先週95歳で亡くなったネルソン・マンデラ元大統領の国葬を翌日に控えた最終日、30歳の南アフリカ人が、マウントエッジコムCCで行われた最終ラウンドで「66」をマークし、マシュー・ボールドウィン(イングランド)、ホルヘ・カンピージョ(スペイン)の2人に2打差をつけて優勝した。

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「自分自身が歴史の一部になれた、そんな本当に特別な感情を抱いています」と、バンデルウォルトは語った。

「皆が悲しみ、喪に服した今回のネルソン・マンデラ選手権で優勝できた。明日は国葬が行わる特別な日です。今回の勝利には大きな意味があり、一生心に残る勝利となるでしょう」

バンデルウォルトの欧州ツアー初勝利も、同じく南アフリカで今年3月に開催された「ツワネオープン」だった。しかし優勝以降、彼が予選を通過したのはわずか1試合で、ケガに苦しみフォームを見失っていた。

ところがこの日は、12番で約9メートルのイーグルパットを決めてトップに浮上すると、世界ランク337位にも関わらず、最後まで158,500ユーロ(約2,240万円)の小切手をあきらめないプレーを続けた。

「最近もフォームは良くなかったし、ケガの影響で苦しんでいた。完全に出来すぎですよ」と、バンデルウォルトは語った。この勝利で彼は、共催として行われたサンシャイン・ツアーの2013年の賞金王となった。

「今年最後のトーナメントで優勝できるなんて、最高のクリスマスを過ごせるね」

バンデルウォルトは、前日未消化となっていた第2ラウンドの最終ホールでバーディを決めて、この日のスタートを切った。初日から3日間は悪天候が続き、大会は54ホールに短縮されていた。

第2ラウンドを終えた時点で、バンデルウォルトは首位のダニエル・ブルックス(イングランド)を3打差で追いかける2位タイまで浮上してきた。

バンデルウォルトは最終ラウンドの2番でボギーを叩いたが、ブルックスが序盤の7ホールでスコアを6つ落とす乱調で、優勝争いは混沌としてきた。

3番からの4ホールで3バーディを決めたバンデルウォルトは、マシュー・ボールドウィンと首位で並んだ。しかし8番でアプローチをダフらせボギーを叩くと、11番でもスコアを落とした彼の挑戦は、潰えたかに見えた。

ところが12番のイーグルでボールドウィンを再びとらえ、13番と15番でバーディを決め、最後までリードを保って首位の座を守り切った。

ボールドウィンと金曜日に「59」を記録したカンピージョは、最終日をともに「68」で回り、欧州ツアー最高位の2位タイでフィニッシュした。ロマイン・ワッテルは彼らに1打及ばず4位に終わった。昨日の8番(パー5)で叩いたトリプルボギーが悔やまれる結果となった。

バンデルウォルトは最後にこう話した。「15番でバーディを取ったとき、この大会は私のものだ、と確信できたよ。後続組のスコアは分からなかったけど、彼らがプレーオフに持ち込むには、バーディラッシュが必要だってことは分かっていたからね」

「だから終盤はとてもリラックスしてプレーができた。前にも似た状況を経験していたことも幸いしたね」

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