松山英樹がリオデジャネイロ五輪・日本代表入りを辞退
錦織圭が松山英樹に聞きたかった「東京五輪は?」
男子ゴルフ世界ランキング6位の松山英樹が9日(金)、テニス世界ランク5位の錦織圭と初対面した。都内で行われた、12月30日(金)にフジテレビ系全国ネットで放送の「The世界力 ~渡辺謙×錦織圭×松山英樹~」(午後11時~31日午前0時15分放送)の番組収録に参加。ハリウッドスターの渡辺謙が進行役を務めるインタビューが行われ、松山は2020年の東京五輪への出場に意欲を見せた。
松山は前週バハマで開催されたツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」で優勝。直近の出場5試合で4勝と世界を圧倒する力を見せつけて、この日の朝に帰国した。競技は違えど、ともに日本男子史上初のメジャー大会制覇を目標にする両者。「松山くんには昔から近いものを感じていた」という錦織と初めて顔を合わせた。
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お互いの今季成績や、経歴を眺めながら収録は進行。話題は指導者の存在についても及んだ。2014年にマイケル・チャンをコーチに迎え、同年「全米オープン」準優勝などの飛躍を見せた錦織は、「(コーチは)自信を与えてくれた。大事なところでプレーが雑になったり、勝とうとしないで試合に入ることもあったが、それを直してくれた」と強調。一方でコーチをつけず、セルフチェックでスイングを直す松山は「マイケル・チャンさんみたいなコーチがいたら、自分はどうなるんだろうと思う」と前向きに言及したが、「でも、逆にイライラしそう。『やってるのはこっちだ!』なんて」と苦笑いする場面もあった。
錦織が「一番聞いてみたかった」と言うのが、ことしのリオデジャネイロ五輪を欠場した松山に対する、2020年・東京大会への出場意志。その問いに「東京には出たいです。絶対に出ます!いまの世界ランキングを落とさずに上を目指したい」と力強く答えた。「おふたり(錦織と渡辺)とも軸がしっかりしていらっしゃるところが、自分と違うところ。気持ちや考え方も勉強になった」と、世界をまたにかけて戦う先輩から大いに刺激を受けた様子だった。(編集部・桂川洋一)