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不動は後退、具玉姫が抜け出す

風速5メートル。けっこう吹いた。前日首位の若い不動裕理。アウトは1バーディとまずまずだったが、インに入って13番14番を連続ボギー。あがり18番では50センチを外してのボギーだめ押し。 「18番は自分の不注意です。お先にをやって外してしまった。またやっちゃった!という感じ。いままでも何回かやってるんです」

2打の後退となったが「自分としては悪いゴルフではなかったと思ってます。気持ちは焦っていません」と不動。最終組の緊張感の中でのプレー。慣れていないことなのだから「打ってしまっても当たり前と思ってます」と、去年プロ入りの21歳はあんがい冷静だ。

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首位に立ったのは41歳の大ベテラン、具玉姫。4バーディ、3ボギー。上がったり下がったりしながら結局1つ沈めた。「風は気にしてもしようがない。打たなきゃいけないんですから。風で距離カンが合わなかったし、昨日よりグリーンが速くなったし、選手はみんな苦しんだんじゃないですか」と具。

福嶋晃子も「今日は難しかったです。グリーンが速くて最初のうちは戸惑いました」とダボ入りの74。「アンダーで残れたことはよしとしなきゃいけないんでしょうけど、なんか乗り切れない気持ちが自分の中にあって・・気分転換でもしたほうがいいのかな」
別に特に原因はないのだという。最終日はやはり調子の出ないアニカ・ソレンスタムと同じ組で、最終組の一つ前をプレーする。

塩谷育代はやはり本調子ではなかったのか。40-39の79と崩れて大きく後退した。

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1997年 樋口久子・紀文クラシック



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