ホストプロの使命感に燃える鈴木亨
1998年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/25〜06/28 場所:瀬戸内海GC(岡山)
8アンダー首位はなんとシニアの井上久雄!
日本プロからこのミズノオープンまでの7試合の加算賞金上位4人、およびミズノオープンの上位1名(有資格者をのぞく)には全英オープン出場権が与えられる。このため、特に若手選手がこの試合にかける意気込みはものすごい。横尾要は「優勝か単独2位で全英出場!」と燃えている。また先週水をさされた鈴木亨は「なりふりかまわず勝つ!」と宣言している。
その横尾は43位、鈴木は26位の発進。しかしこのコース、べらぼうなスコアが出ているから明日以降の展開はまったくわからない。
初日の首位に立ったのはシニアの大ベテラン井上久雄。自分自身で「すごいですね」と感動する9バーディ、1ボギー。 「日本にいてもシニアの試合は少ないし、グローイングにも出られないし、レギュラーの試合に出たのは今年初めて」という。もちろん推薦での出場。
「コースの好き嫌い? そんなものはありません。川奈のコーライグリーンだけは嫌いかな。それにしても若い人とプレーするのはいいね。今日は一生分の運を使ってしまったような気がするよ」 なんでも以前のプロアマの副賞でロンドン往復チケットも持っているんだとか。「これで全英にもいけるな」と笑った。
こちらも地味な選手。平石武則は7バーディ、1ボギー。「ドライバーもアイアンもパットも、すべてが良かった。今年最高のゴルフができた」
細川和彦はボギーなしの5バーディ。「今日はキャディがハウスキャディだったから、距離カンやラインの読みはぜんぶ自分の責任。そういう集中がいい方に出たんじゃないかな」
「初日としては十分なスコアだ。どんどん暑くなってきているし、今年の暑さも貰ったという感じだね」とこちらも気分はノリノリだ。