<こちらの44歳もまだまだ元気・・・! 桑原克典の生きる道>
1999年 日本オープンゴルフ選手権
期間:09/30〜10/03 場所:小樽CC(北海道)
68の直道が単独首位
とうとう日本オープンが始まった。初日をリードしたのは唯一アンダースコアで回った尾崎直道。イーブン2位の鈴木亨・杉本周作に4打差をつけての独走状態となった。4位に続くのは復調の兆しを見せる丸山茂樹、そして今野康晴・倉本泰信・横田真一の4人。
インからスタートした尾崎直道は10番のスタートホールと18番ホールでバーディを決めた。アウトに入ってからは出だしをボギーとしたものの、次の2番では7メートルのバーディパットを決めてすぐに挽回。トータル、5バーディ、1ボギーの68とした。
<< 下に続く >>
イーブンで回れればいいと考えていたところに初日から貯金ができた。「出だしからOKバーディでスタートできたんでホッとしました」何と言ってもグリーンが速く、アメリカの芝に似ているところがある。「ここのグリーンは僕のタッチには申し分ないです。でもまだ初日ですから明日は結果を考えないようにプレーします」
尾崎直道というディナーがあっても、日本オープンという皿はまだ用意されていない。皿にはこだわっていないが「でもリベンジは是非したい」 「それなりの自分(ディナー)をもっているから」という。 この大会、昨年は悔しい2位だった。
3バーディ、3ボギーの杉本周作は「イーブンは上出来です。っていうか本当にタマタマです」 パターの調子が良かった。アウトからのスタートではいきなりのボギー、8番でもボギーと前半はバーディなしだったが、後半12番ホールでピンから1.5メートルの位置につけ、これをバーディ。そこから波に乗り14・15番と連続バーディを沈めて、イーブンとした。「明日が終わってみなければ分からないですが、頑張ります」
1オーバー4位と好スタートを切った丸山茂樹は2バーディ、3ボギー。「最後はもうちょっとバーディを取れてたらよかったんだけど」と、悔しいを連発。でも、コンディションは悪くない。明日は直道についていくという。今日の後半、8番はバーディにしたが9番はパー。 「上がり良ければ、すべて良くなるんだけど・・・それだけに9番は悔しいな」
ジャンボは今大会5回の優勝歴を持つものの体調悪のためか、7オーバー64位と大きく出遅れたスタートとなった。昨年の勝者、田中秀道は第1ラウンド9番ホール終了後、左膝痛のため棄権した。