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米山剛、つば競り合いを制して2勝!

本来なら要注意の4連覇候補・ジャンボ尾崎がカヤの外。米山剛野上貴夫R.バックウェルなどが激しく競り合う試合展開となった。
米山が9番でひとつ落とし、この時点では野上初優勝の可能性も出てきたのだが、しかし野上は12番、16番で痛いホギー。14番で追いついた米山が逆転し、1打のアドバンテージを握ったまま18番をパーで切り抜けた。今季2勝目。

最終ホールも米山はボールを曲げてけっこうなピンチだった。しかし去年までの米山とは別人のように落ち着いてプレー。やさしくはないパーセービングパットをきっちり沈めた。12年間の苦しみから脱皮して以来の米山剛は、ほんとにう安定感がある。ツアー5~6勝はしている選手の貫祿だ。

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「初優勝もそうでしたが、今回もあまり緊張しないで勝つことができたんで、よかったです」と米山。野上との1対1の戦いになったが「自分のゴルフができてるんなら、それでいい。自分のゴルフができて、その結果優勝できないというのなら、納得できますから」
何故か自然体でゴルフができた。勝負のかかった18番のパットも「外してもプレーオフ。まだプレーできるんだという気持ちでした。うまく打てました」 こんなに早く2勝目が上げられるとは思っていなかったという。「ちょっと怖いくらいですね。うまくいき過ぎです」
まるで悟りすました禅僧のようなコメントだが、米山にはよく似合う。今年はまだまだ勝てそうだ。

悔しいチャンスを逸した野上貴夫。しかし「ほとんど無心でした。負けたけど、そんなに悔しくはないです。勉強になりました」

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1999年 久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント



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