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芹沢、奥田、渡辺司が3人トップ

ここ5年ほど、優勝から遠ざかっている渡辺司奥田靖己、今季は早々に1勝をあげた芹沢信雄らベテラン勢が顔を揃えた。杉本周作・室田淳佐々木久行広田悟が1打差あとに続いている。2アンダー8位タイに田中秀道・伊沢利光らがつけ、尾崎直道は先週優勝(アコム)の谷口徹と共に1アンダー21位タイ。

1番ホールからスタートした渡辺司は、前半は黙々とパープレー。バックナインに入ると出だしと16番からそれぞれ連続バーディを決め、最後までボギーは叩かなかった。「何とかティショットがいいポジションに打って行けている。そこから確実な2パットで進めて、上手く寄せたところを取って行ったという感じですね」 天気が良かったので晴々した気持ちで無難にプレーできたという。明日も2オン、2パットで確実なプレーでチャンスは逃さずに行くという。

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芹沢信雄は5バーディ、1ボギー。今日は全部のクラブが上手く噛み合った。「どれも良かった。危なげない60台が出せて自分でもビックリです」 春先に見せた調子のいいパットになってきた。それが、ショットにもいい影響を与えている。「この調子は少し前からあったんですが、あとはドライバーが来てくれればと思ったところで、その通りになりましたね」

今季早々の3年ぶり優勝後は、いまひとつの成績が続いていた。「優勝した事が自分を緩ませてしまった」 それをマッチプレーで確認して、気を引き締め直した結果が今日のスコアにつながった。

ここ数試合はヤーデージブックもホールプレイスメントも見ずにプレーしている奥田靖己。「ずいぶん感覚的にやれるようになってきた。やっぱり見た目の距離感とフィーリングが絶対大事だから」 今まで自分が不安なために、数字や外から入ってきた情報に頼っていた。しかし、だいぶ見たまま感じたままの自然な感覚がもどりつつある。「俺は古い人間だからね」 アスリートゴルファーが増える中、“クラシカル”と言い切る自分のゴルフに徹する。

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