トーマスが暫定首位発進 松山英樹、今平周吾が6打差33位
◇メジャー第1戦◇全米オープン 初日(17日)◇ウィングドフットGC(ニューヨーク州)◇7477yd(パー70)
新型コロナウイルス感染拡大により、開催時期を3カ月延期して開幕した大会は3人が競技を終えられず、日没サスペンデッドとなった。ジャスティン・トーマスが6バーディ、1ボギーの「65」をマークし、5アンダーの暫定首位スタートを決めた。
前回当地で開催された2006年大会の優勝スコアは通算5オーバー。ことしも多くの選手の苦戦が予想されていたが、初日は21人がアンダーパーを記録した。メジャー2勝目を目指すトーマスは「質の高いショットが打てた。グリーンを外しても素晴らしいバンカーショットでパーを拾うチャンスも作ることができた」と安定したプレーを見せた。
さらに28パットとグリーン上のプレーも好調。今夏から指導を仰ぐパッティングコーチ、ジョン・グラハムの教えが役立ったという。残り54ホールを見据えて笑顔少なくホールアウトしたが「どこであろうと65にはもちろん満足だけど、とくにウィングドフットで、だからね」と満足感も示した。
1打差の2位に7番(パー3)でホールインワンを決めたパトリック・リードのほか、マシュー・ウルフ、欧州の飛ばし屋トーマス・ピータース(ベルギー)。ロリー・マキロイ(北アイルランド)、リー・ウェストウッド(イングランド)、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)が3アンダー5位タイにつけた。
日本勢はメジャー初制覇を狙う松山英樹、昨年度の日本ツアー賞金王・今平周吾が1オーバーの33位タイで滑り出した。石川遼とアマチュアの金谷拓実(東北福祉大4年)は2オーバー57位タイで続いた。
タイガー・ウッズ、世界ランキング1位ダスティン・ジョンソンが3オーバーの71位タイ。ディフェンディングチャンピオンのゲーリー・ウッドランドは4オーバーの92位タイ、フィル・ミケルソンは9オーバー142位タイと出遅れた。