2020年 ザ・プレーヤーズ選手権

優勝賞金は史上最高額 “第5のメジャー”に松山英樹が出場

2020/03/10 11:25
前年大会を制したマキロイ。今年は出場4試合でトップ5入りしている(Gregory Shamus/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

PGAツアーが威信をかけたフラッグシップイベントは12日(木)に開幕する。前年のフェデックスカップポイントランキング上位125人ほか直近の世界ランキング上位50人などが参戦。4月の「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)も見据えたトップ選手144人が世界最強ともいえるフィールドを形成する。

賞金総額は昨年比250万ドル増の1500万ドル(約15億4000万円)となった。優勝賞金は270万ドル(約2億7700万円)で、いずれもどのメジャーをもしのぐ。勝者が得るものはビッグマネーだけではない。ポイントも最高の600pt、ツアーの5年シード、メジャー4大会の3年間の出場権も付与される。

開催時期が3月に戻った前年大会はロリー・マキロイ(北アイルランド)が通算16アンダーで優勝した。昨秋にシーズン1勝を挙げ、2020年に入ってからは惜敗が続いているが、出場試合すべてでトップ5入り。ブルックス・ケプカジョン・ラーム(スペイン)との世界ランキング上位3人が予選ラウンドを同組で回る。ビクトル・ホブラン(ノルウェー)、マシュー・ウルフコリン・モリカワらすでにツアー初優勝を挙げた新鋭グループも注目される。

日本勢でただひとり出場の松山英樹は昨年、カットライン上で予選を通過し、週末に盛り返して8位に入った。「アーノルド・パーマー招待」からの連戦。予選はパトリック・リードパトリック・カントレーとプレーする。

17番(パー3)のアイランドグリーンが有名な会場のTPCソーグラスは1月に死去したコース設計家、ピート・ダイの代表作。巨匠を偲ぶ一週間にもなりそうだ。過去2勝を挙げたタイガー・ウッズは腰の状態が思わしくなく欠場を決めた。

<主な出場予定選手>
ロリー・マキロイブライソン・デシャンボートミー・フリートウッドリッキー・ファウラージャズ・ジェーンワタナノンドダスティン・ジョンソンブルックス・ケプカシェーン・ローリー松山英樹フィル・ミケルソンジョン・ラームパトリック・リードアダム・スコットジョーダン・スピースジャスティン・トーマスゲーリー・ウッドランド

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