ファウラーが首位浮上 松山英樹24位 小平智64位で決勝へ
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 2日目(1日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
7アンダーの首位タイから出たリッキー・ファウラーが上がり4連続を含む7バーディ、1ボギーの「65」をマークして通算13アンダーの単独首位に浮上した。
ファウラーがこの日のポイントに挙げたのは、後半11番。第1打を左サイドに曲げたが、池手前で止まり、事なきを得た。続く12番(パー3)で第1打をピンそば1.2mにつけてバーディを奪うと、終盤はショータイムに。15番(パー5)から一気に4連続バーディフィニッシュ。スタンドに取り囲まれた16番(パー3)では、今年も自ら手を挙げて大ギャラリーをあおってから、ティショットをピンそば3mにつけた。
「僕はアクションスポーツ(モトクロス)で育ってきた。騒がしいのも、周りのみんながエネルギッシュなのも大好きだ」。フェニックスは2016年大会で松山英樹にプレーオフで敗れ、涙した土地。テーラーメイドとボール契約を結んでから2試合目で、2017年「ザ・ホンダクラシック」以来となるツアー通算5勝目を狙う。
1打差の2位に同じく首位から「66」で回ったジャスティン・トーマスがつけた。通算11アンダーの3位に、この日のベストスコア「64」をたたき出したブランデン・グレース(南アフリカ)とトレイ・マリナックス。1月の「ソニーオープンinハワイ」で今季2勝目を飾ったマット・クーチャー、キャメロン・スミス(オーストラリア)が10アンダー5位に続いた。
2年ぶりとなる大会3勝目を狙う松山は3アンダー27位タイから5バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算5アンダーの24位タイ。小平智は71位タイから4バーディ、3ボギー「70」とし、1アンダー64位タイで連続予選落ちを2試合で止めた。