2013年 ファーマーズ・インシュランスオープン

タイガー首位浮上! 石川遼は乱調 2週連続の予選落ち

2013/01/26 09:06
やはりトーレパインズは好相性の地。単独首位に浮上したT.ウッズ(Jeff Gross /Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズ・インシュランスオープン 2日目◇トーレパインズGC(カリフォルニア州)◇7,569ヤード(パー72)

08年まで6勝と、かつて今大会で無類の強さを誇っていたタイガー・ウッズが単独首位の座を射止めた。ノースコースを1イーグル、6バーディ、1ボギーの「65」で回り、2位に2打差のリードをつける通算11アンダー。圧巻のラウンドで20位タイからの急浮上を果たし、明日からの決勝ラウンドを迎える。

タイガーと並ぶ20位タイからサウスコースをプレーした石川遼は、ショット、パットともに精彩を欠き、バーディを奪えないまま7個のボギーを重ねて「79」。通算3オーバーの125位タイに沈み、2週連続の予選落ちを喫した。

上位は顔ぶれが一新し、通算9アンダーの単独2位にビリー・ホーシェル。通算8アンダーの3位タイに、エリック・コンプトンスティーブ・マリノら6人が続いている。首位タイスタートのチェ・チョンジュ(韓国)とブラント・スネデカーは、それぞれ16位タイ、31位タイに後退している。

<トーレパインズの主役 タイガーが首位浮上>
前半14番(パー5)で最初のバーディを奪ったウッズが、一気にエンジンをかけたのはその直後だった。17番(パー3)を2つ目のバーディとすると、続く18番(パー5)では、右サイドのセミラフから残り193ヤードの第2打をピン左2メートルにピタリとつけイーグルを奪取。絶好の形で折り返すと、さらに1番(パー5)から2連続バーディ。「このへんは全くミスがなかった」と中盤にスコアを伸ばし、メインコースのサウスに対して比較的易しいノースコースでしっかりと首位の座を射止めた。

この2日間、両コースともに4つずつあるパー5でウッズは計9アンダー。「今日はショットが良くて特にパー5でアドバンテージを得られた。良いラウンドの基本だね」と満足げな表情。終始、自信を持ってプレーする姿の要因を問われると「何よりも素晴らしい練習ができていることに尽きる。それができれば、僕はここでそれを出せるはず」と答える。「先週(アブダビHSBC選手権)は予選落ちで2日しかプレーできなかったけれど、トリッキーなコースで以前よりも良いショットが打てていたんだ。だからこれを続けるだけ」。

ウッズは前身の「ビュイックインビテーショナル」で過去6勝(同コースで行われた2008年の全米オープンは除く)。「WGCブリヂストンインビテーショナル」と「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で7勝ずつをマークしており、大得意のトーナメントで“トリプル・セブン”への期待は俄然高まった。

2013年 ファーマーズ・インシュランスオープン