2002年 タンパベイクラシック

韓国の崔京周が、ツアー2勝目に向け8アンダー単独首位

2002/09/20 09:00

米国男子ツアー「タンパベイクラシック」が、フロリダ州パームハーバーにあるイニスブルックリゾート・コパーヘッドコースで開幕した。初日は悪天候のため、日没サスペンデッドになり、17名の選手はホールアウトできなかった。この日のようにサスペンデッドになると、翌日以降のスケジュールが変更になってしまう。そこで、米PGAツアーでは、来シーズンからは1試合あたりの出場選手数を減少する方向で検討をしているようだ。

ホールアウトした選手の中では、韓国の崔京周が8アンダーをマークして単独首位に立っている。この日の崔は、11番ホールから4連続バーディを奪うなど、面白いようにスコアを伸ばした。

崔に2ストローク遅れて6アンダーにはR.パンプリング。そして、5アンダー3位にB.アンドれードがつけている。先週行われた「SEIペンシルバニアクラシック」では、最終日を単独首位で迎えながら、最終ホールでバーディが奪えず優勝を逃してしまった。今週こそ2年ぶりのツアー5勝目を挙げられるか注目だ。

今週も日本からは田中秀道が出場。先週自己最高の7位に入り、来シーズンのシード権をほぼ確定させた。10番のスタートホールでバーディを奪った田中だが、15、17番のパー3でボギーを叩き1オーバーに後退。しかし、後半1番でバーディを奪うと、4番パー3、最終9番でもバーディを奪い2アンダー。暫定ながら14位と好位置につけた。

そして、今週はタイ・トライオンが復帰をしている。単核細胞症という難病でトーナメントを5ヵ月間離れていたトライオンがついにツアーに帰ってきた。昨年17歳にしてプロ入りしたトライオンは、18歳になるまでは出場試合数を制限されるなど、なにかと話題が多かったが、ここ数ヵ月は病気と闘っていた。

初日のトライオンは、4番ホールでボギーが先行してしまい、7番でもボギー。バーディも3つ奪ったが、5つのボギーで2オーバー85位と出遅れてしまった。今週は優勝争いよりも、まずツアーに復帰できた喜びのほうが多いだろう。

2002年 タンパベイクラシック