2002年 ビュイックオープン

軒並み上位が崩れる展開に、タイガー余裕の勝利!

2002/08/12 09:00

米国男子ツアー「ビュイック・オープン」は、見えないタイガーの壁に阻まれたのか、上位選手が次々にスコアを崩していった。2日目に今シーズンのベストスコア63をマークし、単独首位に立ったタイガー・ウッズが、通算17アンダーで今シーズンの4勝目を挙げた。

タイガーは、単独首位で迎えた3日目のスタートホールでダブルボギーを叩き、2位に1打差で最終日を迎えた。そして、最終日も順調にスコアを伸ばしたかと思うと終盤の17番パー3でダブルボギーを叩いている。 この時点では勝敗が決まったような状態だったので、体制に影響はないが、決勝ラウンド2日間で3ストロークしか伸ばしていないのだ。

終わってみれば、2位に4打差をつける快勝なのだが、盛り上がりに欠ける展開になってしまった。その要因のひとつは、タイガーを追っていたE.トレドの失速だ。12番でこの日4つ目のバーディを奪いタイガーを追走したトレドは、スコアを伸ばしたい13番パー5でボギーを叩くと、15番まで3連続でスコアを落としてしまった。

王者タイガーの見えない壁が、またしても同伴競技者に襲いかかったようだ。優勝モードに入ったタイガーを止められる選手は現れないのだろうか。

次週、今シーズン最後のメジャートーナメント、全米プロゴルフ選手権が行われるが、タイガーはシーズン3つ目のメジャーを奪うことができるのだろうか。

今週の日本勢は田中秀道横尾要が出場していたが、2人とも予選落ちとなった。

2002年 ビュイックオープン