2002年 ビュイッククラシック

進行の遅れは解消した。C.スミスが首位、しかし混戦の予感がする

2002/06/09 09:00

米国男子ツアー「ビュイック・クラシック」は、2日目の朝に降った雨の影響で進行が大幅に遅れ、78名がホールアウトできなかった。そして、3日目は早朝より再開され、予定された第3ラウンドはようやく終了した。

首位に立ったのは、4ストローク伸ばしたC.スミス。PGAツアーの下部組織BUY.COMツアーで通算5勝を上げているスミスだが、レギュラーツアーでの優勝はない。混戦を制して初優勝を上げられるか。

10アンダー2位には2日目暫定首位に立っていたL.ロバーツと2位につけていたD.ゴセットの2人。後続から一歩リードしていたと思われたが、第3ラウンドはスコアを伸ばせず集団に飲み込まれてしまった。

初日68をマークし、連覇に向け好スタートを切ったS.ガルシアは、思うようにスコアを伸ばせず5アンダー12位に落ち着いている。また、次週行われる全米オープンで連覇を狙うR.グーセンも4アンダー17位と伸び悩んでいる。

日本勢では伊沢利光が唯一決勝ラウンドに進出している。イーブンパー54位からスタートした伊沢は、出足の10番ホールでボギーを叩くと、12番ではダブルボギー。その後はバーディも奪ったが結局3オーバーでホールアウトした。順位は73位に後退してしまったが、次週につながるように最終日を戦ってほしい。

今大会の会場であるウェストチェスターCCは、今年全米オープンが開催されるベスページブラックコースと似たセッティングになっているといわれる。各選手全米への最終調整を兼ねて出場しているのだが、この状況を見ていると、次週も混戦になるような気配が漂っている。

2002年 ビュイッククラシック