2002年 コンパッククラシック

強風に悩まされながらもD.フォースマンが7アンダーをマークした

2002/05/03 09:00

米国男子ツアー「コンパック クラシック」の初日は1日中強い風が止まなかった。そして、風は吹くが気温も上昇し、選手たちはコースだけでなく天候とも戦うことになった。

この悪条件の中スコアを伸ばしたのは、ベテランのD.フォースマンだった。これまでツアー4勝しているが、1992年以来10年間は優勝から遠ざかっている。近年は目立った成績は残していなかったのだが、8バーディ、1ボギーと着実にスコアを伸ばした。

首位と2打差の5アンダーにつけているR.ビームが極端なスコアを記録した。10番ホールからスタートし、いきなり3連続バーディ。そして15番パー5からは4ホール連続でバーディを奪い前半を29、7アンダーで折り返した。

後半も2番でバーディを奪い8アンダーまで伸ばしたが、その後4番で初めてのボギーを叩くと、6、7番もボギー。後半はなんと38、2オーバーを叩き、前半と後半では9ストロークも差がある怪スコアになった。

そして、3位には4アンダーで8人が並ぶ混戦となっている。その中には韓国の崔京周が入っている。アジアツアー、日本ツアーを経てPGAツアーに乗り込んだ崔は、今シーズン好成績を続けている。

初戦のソニーオープンで7位に入り、その後も度々上位に顔を出した。そして、4月に入りベルサウスクラシック8位、先週のクライスラークラシックでも7位に入る活躍をしている。この日も15番パー5でイーグルを奪うなどアグレッシブなゴルフを見せた。

今週の日本勢は丸山茂樹田中秀道が出場している。マスターズで14位に入った丸山は春になって好調なゴルフが続けている。2週間ぶりの出場となったが、初日は出入りの激しいゴルフになった。

前半は5バーディ、2ボギー。後半14番でダブルボギーを叩くと15番はバーディ、しかし16番で再びボギーを叩き1アンダー37位グループにつけている。

一方、田中は1番ホールをボギーでスタートすると、前半は4ボギー、後半11番パー5でバーディを1つ奪ったが13番から3連続ボギーで6オーバーまで崩してしまった。強風の影響をモロに受けてしまった感じだ。

2002年 コンパッククラシック