またも4バーディ、ノーボギー、谷口が単独2位。逆転優勝に好位置
2002/02/17 09:00
予選ラウンドを9アンダー単独首位に立った谷口徹が、3日目も好調を維持。スコアを4つ伸ばし13アンダーで最終日を迎える。前日2位につけていたS.マッキャロンが6ストローク伸ばし、14アンダーで単独首位になったが、谷口とは僅か1打差。
この日の谷口はスタートの1番パー5でバーディを奪った。そして、5、7番でもバーディを奪いリードを広げた。しかし、その後はパーセーブの繰り返しで差をつめられたが、16番パー3で9ホールぶりにバーディを奪い13アンダーとなった。
2000年日本ツアーではシーズン終了間際まで、片山晋呉と賞金王を争った谷口だが、昨シーズンは未勝利に終った。しかし、昨年1月に行われた世界マッチプレー選手権では、V.シン、丸山茂樹、そしてE.エルスを倒し、3位に入る健闘を見せた。その時の自信が今に繋がっているようだ。
「今日は緊張を隠すのが精一杯だった。なかなか周りがスコアを落としてくれない。さすがPGAツアー、レベルが高いです。100回に1回のチャンスだと思うので、この1回をモノにできるといいなあ」最終日を首位に1打差の単独2位。逆転優勝するには絶好の位置につけた。昨年7月の丸山茂樹に続き日本人3人目の米ツアー優勝が見えてきた。
3位は12アンダーでL.マティエス。4位にR.サバティーニとB.ファクソンが11アンダーで続いている。そして、この日7アンダーのベストスコアをマークしたC.ハウエルIIIが10アンダー6位に急浮上してきた。
そして、56位にいた田中秀道も5バーディ、ノーボギーで6アンダー16位にジャンプアップ。トップ10以内が見えてきた。もう一人、日本勢では横尾要が決勝ラウンドに進んだが、こちらはボギー先行の苦しいラウンドになり、スコアを3つ落とし80位と低迷している。