2002年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ

またも逆転! M.ゴーグルがリベンジを果たした

2002/02/04 09:00

AT&Tペブルビーチ ナショナル プロアマの最終日は、2日目に単独首位に立ったP.ペレスとM.ゴーグルの一騎打ちとなった。15アンダーでスタートしたペレスは、2日目にメイン会場のペブルビーチをラウンドし、アウトの9ホールで6バーディを奪った。しかし、最終日は3バーディ4ボギーとスコアを1つ落とし、後半に入ると14番パー5ではOBを叩きダブルボギーとなり12アンダーまでスコアを崩してしまった。

対するゴーグルはペレスの1つ前の組でラウンドし終盤リードを奪った。17番パー3で50センチほどのパーパットを外しペレスに再度逆転されてしまったが、最終18番で6メートルのバーディパットを沈め14アンダーでフィニッシュした。

そして、18番に入ったペレスはティッショットを右に曲げてOB。打ち直すためにティグラウンドに戻る途中、ゴーグルのバーディによる大歓声を聞いてしまった。3打目のティショットはフェアウェイセンターをとらえ、パーで上がればプレーオフという状況で、ペレスは2オン、いや4オンにチャレンジした。しかし、昨年のP.ミケルソンと同じように無情にもボールは左サイドに広がる海の中に消えた。

優勝したM.ゴーグルは2000年のこの大会で最終日を首位で迎えながら、後半の9ホールで40ストロークを叩き、T.ウッズの猛チャージに逆転されてしまった。その時ゴーグルは新人だった。そして、今回ゴーグルに逆転されてしまったペレスも新人。2年前、守りに行ってスコアを崩し、その反省を活かしたゴーグルが、新人のペレスにPGAツアーの洗礼を与えた。

その2年前にゴーグルに逆転したウッズは、今大会スコアを伸ばせず35位で最終日を迎え他。スタートの1番でボギー、いきなりつまづいてしまった。しかし、2番パー5で確実にバーディを奪うと、その後もスコアを伸ばし通算6アンダー12位タイまで順位を上げて競技を終えた。

2002年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ