2002年 フェニックスオープン

17歳タイ・トライオンがついにプロデビュー

2002/01/24 09:00

米国男子ツアー「フェニックス オープン」が、1月24日(木)から27日(日)まで、アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデールで開催される。
昨年の大会は、マーク・カルカベッキアが2日目に11個のバーディを量産し60をマークした。そして2位に8打差をつけて優勝。通算28アンダーというツアー記録に並ぶスコアだった。

この大会で優勝したカルカベッキアは、その後ボブ・ホープで3位、ホンダクラシックで2位に入る活躍。マスターズでは伊沢利光と並び4位、全米プロでも片山晋呉と並び4位に入った。そして、今年に延期されたライダーカップのメンバーにも選ばれている。

今大会の注目は、地元で2週連続優勝を狙うフィル・ミケルソンと、ツアーメンバーとして初出場する17歳のタイ・トライオンだ。

先週、5ヶ月ぶりに試合に出場したミケルソンは、最終日上がり3ホールを連続バーディで首位に立ち、プレーオフでもバーディで優勝を決めた。家族と過ごす時間が大事だというミケルソンにとって、今週は地元アリゾナでの開催なので、精神的にも優位に立てるのではないか。

また、昨年のQスクール最終日(6日目)に66をマークし、田中秀道と並び23位タイでツアーカードを獲得したトライオンが出場する。昨年はアマチュアとして3試合に出場、ホンダクラシックで39位、B.C オープンで37位に入っている。

最年少プロゴルファーの誕生は、最年少記録を塗り替えるチャンスが大いにあるが、トライオンには年齢での障害もある。17歳ではツアーにフル参戦することができないのだ。6月に18歳になるのだが、それまでは主催者推薦として出場し、その間に稼いだ賞金は18歳になった時点でカウントされることになっている。

今週の日本勢は丸山茂樹横尾要が出場する。共にシーズン2試合目になるのだが、とりあえずは予選を通過し、上位進出を目指してもらいたい。

2002年 フェニックスオープン