2003年 ドイツバンクUS選手権

ホストのタイガー、予選落ちのピンチは脱した!!

2003/08/31 09:00

マサチューセッツ州北部にあるTPC of ボストンで開催されている、米国男子ツアーの『ドイツバンクUS選手権』2日目。今大会のホストプレーヤーでもあるタイガー・ウッズが思わぬ苦戦をしている。

初日1アンダー31位と少し出遅れたタイガーだが、この時点ではまだ余裕の表情しか出さなかった。しかし2日目のラウンドが始まると、その表情はにわかに曇りだした。10番ホールからスタートし初日と同じ12番でボギー。そして14番からは3連続ボギーを叩き、一気に3オーバーまで崩してしまった。

この時点で予想される予選カットラインはイーブンパーか1アンダー程度。最低でも3つ伸ばさなければ”タイガーが予選落ち”という歴史的な場面を目の当たりにするかも知れない。そういう意味では、ギャラリーは盛り上がっていた。

ところが、17番ホールで気を引き締めバーディを奪うと18番ホールもバーディ。後半に入ると4つのバーディを量産し、前半とは別人のようなゴルフを見せた。結局ホールアウトしてみれば3アンダーの24位タイ。残り2日、タイガーの実力ならまだまだ逆転の可能性も出てきた。

さて上位陣だが、初日に8アンダーをマークしたジャスティン・ローズは、スコアを伸ばせず3位に後退。首位に浮上したのは、2イーグル、5バーディを奪ったアダムスコットだった。ローズ、スコットと若手が上位で頑張っているが、明日は誰が上位に名を連ねるのか楽しみになってきた。

日本勢は。久保谷健一が4ンバーディ、2ボギーでスコアを伸ばし、最終18番では、快心のイーグルを奪い通算4アンダーで15位タイに浮上した。その他の丸山茂樹田中秀道貞方章男横尾要はそれぞれ頑張ったが予選を通過することはできなかった。

2003年 ドイツバンクUS選手権