2012年 ザ・ツアー選手権

J.フューリック首位奪取 T.ウッズは大荒れ

2012/09/22 09:05
大会2日目、「64」をマークしたジム・フューリックが単独首位に浮上した(Kevin C. Cox/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ツアー選手権 2日目◇イーストレイクGC(米ジョージア州)◇7154ヤード(パー70)

2010年のFedExカッププレーオフ王者、ジム・フューリックがイーストレイクGCにおける自己ベスト「64」をマークして単独首位に浮上した。

1アンダーの12位タイから出ると、4メートルを沈めた1番を口火に10番までに7バーディを奪う猛攻。13番からは2バーディ、3ボギーと出入りの多い展開となったものの、通算7アンダーまでスコアを伸ばしてフィニッシュ。「スコアカードに最初の11ホールで9回も“3”と書くのは最高に楽しかった。終盤6ホールは良い感触をキープできなかったけれど、本当に無駄の無いラウンドだった」と満足げに振り返った。

1打差の2位には首位タイからスタートしたジャスティン・ローズ(イングランド)。「66」、「68」と安定したゴルフを見せてトーナメントを折り返し。さらに1打差の通算5アンダー3位タイにバッバ・ワトソンボー・バン・ペルトが続いている。

そして初日を1アンダー12位タイで終えたロリー・マキロイ(北アイルランド)は、1バーディ、1ボギーで迎えた15番(パー5)で8メートルのイーグルパットを沈めて「68」をマークし通算3アンダーの7位タイに順位を上げた。ティショットと、この日31を叩いたパッティングに苦しんでいるが「週末に向けて良い位置。フェアウェイ、グリーンを捕らえて、もっとチャンスを作っていきたい」と我慢しながら上位に喰らいついた。

一方、FedExカップランキングでトップのマキロイを2位から追うタイガー・ウッズは後退した。4アンダーの首位タイから出た第2ラウンドで「73」。8番では左ラフからの第2打を右サイドへ打ち出し痛恨のダブルボギー。4バーディ、5ボギーと合わせて大荒れの18ホールとなった。

14番では右の林から脱出した第2打がギャラリースタンドの屋根に当たってグリーン脇へ落ち、最後は4メートルを沈めてパーセーブする場面も。通算1アンダーはリッキー・ファウラーウェブ・シンプソンライアン・ムーアと並び12位タイ。首位とは6打差で残り2日を迎える。

2012年 ザ・ツアー選手権