V.テーラーが連覇に向け独走態勢に入る!田中、谷原は大きく後退
2005/08/21 09:00
ネバダ州モントルーG&CCで行われている、米国男子ツアー第34戦「リノ・タホオープン」の3日目。この日も前日からの好調さをキープし、一気にスコアを8つ伸ばしたヴォン・テーラーが、通算21アンダーと2位に6打の大差をつけて独走態勢に入った。
昨年の覇者は、今年も強さを見せつけている。3日目もテーラーのチャージに、陰りはまったくなかった。出だしの1番でバーディを奪うと、3番から5番、9番から11番にかけて、2度の3連続バーディ。後半の17番でもバーディを奪い、瞬く間に8つスコアを伸ばした。しかもノーボギーという完璧さ。最終日の優勝へ向けて「死角なし」といったところ。
これに、6打差の通算15アンダーで続いたのが、トッド・フィッシャーだった。この日も、3つスコアを伸ばすなど、安定感のあるプレーを展開。しかしながら、テーラーの爆発力が凄すぎて2位が精一杯となった。明日は逆転勝利へ、最後の望みにかける。
また、そのほかの注目選手では、前日にスコア「62」を叩きだし、一気に単独3位に浮上してきたビル・グラッソンが、この日はスコアを1つ落として、通算9アンダーの9位タイへと後退。さらに、トッド・ハミルトンが通算4アンダーの38位タイ、クレイグ・スタドラーの息子、ケビン・スタドラーも、通算イーブンパーの65位タイと下位に沈んでいる。
最後に日本勢だが、田中秀道が、この日はスコアを5つ落としてしまい、通算1オーバーの69位へ大きく後退。もう一人、予選を突破した谷原秀人もスコアを5つ落として、通算4オーバーの71位で、競技を終えている。