豪雨でコースが水浸し!初日の32組は木曜日に延期
今週はワールドランキングの上位64人までの選手が、トーナメント方式のマッチプレーで戦う「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」。2月23日(水)から5日間、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開催の予定だったが、南カリフォルニアを襲っている豪雨の影響で水曜日に予定されていた第1ラウンドは木曜日に延期となった。
これで2年連続で初日の水曜日が雨で流れた。火曜日に開催された、米国男子ツアーとコース責任者、冠スポンサーであるアクセンチュアの担当、そして放送ホスト局のESPNによる話し合いで、水曜日の1回戦が、木曜日まで延期されることが決まった。
マーク・ラッセル(PGAツアー・オフィシャル)
「マッチプレー方式の試合なので、次々と選手の数が半減しますから、開催日を1日失ってもどうにかなります。1回戦の64名から2回戦では32名になります。ここまでは1日ごと進むしかありませんが、16名での3回戦と、8名での準々決勝は同じ日に開催できます。そうすれば、週末には本来のスケジュールに戻れます」
木曜日は第2ラウンドまでを終了させ、その後は従来の予定通り開催される。
現在、殆どのフェアウェイが浸水していて池ができてしまっているホールもある程。天気予報によれば、水曜日以降は改善する予定。先週の「ニッサンオープン」で悪天候続きの中、何時間も中止や延期の決定待ちを味わされた選手達にとっては、今回早めに延期が決断が下されたことは歓迎されている。
ジェイ・ハース
「先週はずっと待たされたからね。誰のせいでもないけど、無理だろうなと思いつつも、もしかしてプレーするかもと集中力を保ちながら長時間待たされるのは辛いよ。今回は延期を即決してくれたおかげで、気が休まる。正しい決断だと思うよ」
懸念されるのは選手達も、次週に予定されている大会も嫌う「マンデー・フィニッシュ」(翌週月曜日まで大会が延びること)。次週から始まるフロリダ連戦初戦への影響を心配する声もある。
しかし通常のストロークプレーと異なり、マッチプレーではもしプレー不可能なホールがあれば、別のホールを2度プレーするなどして、18ホールを完成させることが可能。また、決勝ラウンドでの36ホールマッチを、18ホールに縮小することも許されている。様々な方法で「マンデー・フィニッシュ」の可能性を少なくできるのだ。