2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ

日本は世界一に向け好スタート! 単独首位にはアイルランド

2009/11/26 18:50
今田と藤田が組む日本が、首位に4打差の単独3位と好スタートを切った!

男子ゴルフの国別対抗戦「オメガミッションヒルズワールドカップ」が11月26日(木)、中国の深センにあるミッションヒルズ・ゴルフクラブで開幕した。初日は、互いに別々のボールでプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール。どれだけスコアを伸ばすかが問われるフォアボールで、アイルランドが14アンダーと大きく抜け出した。

グレーム・マクドウェルロリー・マキロイのコンビネーションは、最後まで崩れることがなかった。特にマキロイが1イーグル、6バーディとビッグスコアの原動力となり、今シーズンの欧州ツアー賞金ランク2位の実力を見せ付けた形だ。マキロイという新戦力を加えたアイルランドが、今年の台風の目となりそうな勢いを見せている。

11アンダーの単独2位には、ラファ・エチェンケとタノ・ゴヤが組むアルゼンチン。そして、10アンダーの単独3位に今田竜二藤田寛之が組む日本が食い込んだ。前半は藤田がバーディを量産し、後半に入ってからは今田がバーディを重ねる。互いのミスをカバーし合う場面も目立ち、「今日はしっかりと噛み合った。10アンダーで回れたのは良かったと思う」と、昨年以上の成績(3位タイ)を目標に掲げる今田も及第点をつけていた。

8アンダーの4位タイには、イタリア、カナダ、韓国、大会連覇を狙うスウェーデン。開催国の中国は、7アンダーの8位タイとまずまずの滑り出し。4年ぶりの出場となるセルヒオ・ガルシアを擁するスペインは、3アンダーの25位(最下位)タイと苦しいスタートとなった。

バーディを奪い、グータッチをする場面が何度も見られた日本チーム
スタート前から笑顔も見られ、終始リラックスムードでプレーを進めた
日本と同組だったアルゼンチンも単独2位と好発進。T.ゴヤとR.エチェンケとやや地味だが、噛み合いで伸びるのがダブルス戦の醍醐味だ
アイルランド躍進の原動力となったR.マキロイ。舞台を選ばず、安定した実力を発揮する
個人としては「僕が迷惑をかけることが多かった」と、やや元気がなかった今田
藤田はショット、パットともに絶好調。海外で実力を発揮できることもが藤田の強みだ
セカンド地点には、国旗を持ったボランティアさんがボールの元へ。日本チーム、しっかりフェアウェイをキープ!
わ、こんなに沢山いるんですね!
最近はグーじゃなくて、手の甲でタッチするのがナウイのでしょうか
4年ぶりのワールドカップとなったS.ガルシアだが、まったく振るわず最下位タイスタート
C.ウィ&Y.E.ヤンの韓国チーム。よく見ると、ベルトのバックルが国旗になっていてオシャレですね
グリーン上やセカンド地点に向かう時など、意見を交わし合う場面が多く見られた日本チーム
開催国である中国チームには、平日にもかかわらず大勢のギャラリーが後に続いた。

2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ