「粘ってチャンスが来たら獲る」山下美夢有 今季4勝目のギア
◇国内女子◇ニチレイレディス 最終日(18日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆4778人)
山下美夢有が初日から首位を守る完全優勝で今季4勝目、節目のツアー通算10勝目を飾った。21歳320日での10勝到達は、宮里藍さんの20歳105日(2005年)に次ぐ2番目の年少記録。また、通算17アンダーは前年大会で西村優菜が記録した大会レコードに並ぶスコアだった。
クラブは前回優勝した5月「リゾートトラストレディス」から変更なし。勝利を手繰り寄せた一本には7番アイアンを挙げた。「後半の12番からちょっと距離が長くなってセカンドも結構難しいんですけど、決勝ラウンドの2日間は7番アイアンを12番と13番で使って、きのうは12番で、きょうは13番でバーディを獲ることもできた。そこが大きかった」と振り返った。
「私は飛距離が出るタイプではない」。3日間を通しての平均ドライビングディスタンスは243.667ydで予選を通過した54人中33位だったのに対し、パーオン率は75.93%(41/54)で3位、フェアウェイキープ率は80.95%(34/42)で1位だった。
自身のプレースタイルを「粘って、チャンスが来たときに獲る」と表現する。「パー5のサードショットを見てほしい。あまり距離にこだわることはなく、それよりも技術的なところかなと思ってやっている」。正確無比なショットを武器に、念願の父の日Vをつかみ取った。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(8.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(長さ45インチ、重さ50g台、硬さSR)
フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(重さ50g台、硬さSR)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(4番22度、5番25度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーTRハイブリッド(重さ70g台、硬さS)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(6番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(重さ80g台、硬さR300)
ウェッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(48、52、58度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(重さ90g台、硬さR300)