渋野日向子が追求するパーオン率 優勝ギア
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(31日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6550yd(パー72)
最終ホールで2打差を追いつき、プレーオフ1ホール目のスーパーイーグルで国内ツアー6勝目を飾った渋野日向子。3週前の「スタンレーレディス」と同じ14本で今季2勝目を手繰り寄せた。
今シーズンのベストショット候補の1つであるプレーオフの第2打は、左足下がりの残り220ydから3Wで狙ったもの。「本当にあれはもう一生打てない」というショットを必要な場面で決めてみせた。
今年から取り組む大きなスイング改造の成果も、数字となって表れてきている。今大会の平均飛距離は全体4位の245.1ydと昨シーズンの248.2ydに迫っている。今大会のフェアウェイキープ率95.2%(40/42)は全体1位、パーオン率79.6%(43/54)も全体2位と好数値をマークしている。
渋野は「もうちょっと飛ばしたいとも思っているけど、何より数値的にはパーオン率が高い人が強いと思う。そこを今、追求してやっている」という。再現性の高いインパクトが安定した距離感と方向性を生み、そこに緻密なマネジメントを加味している。
強風が吹いた2日目に、硬く、速いグリーンに切られた奥ピンにきっちりと距離を合わせてピンハイまで運んでいって、ベストスコア「68」をマークしたところに、その精度の高さが現れているようだった。
<最終日のギア>
ドライバー:ピン G410 PLUS(9度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー NX 50(硬さS、44.75インチ)
フェアウェイウッド:ピン G425 MAX(3番15度、7番20.5度)
ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド(5番26度、6番30度)
アイアン:ピン i210(6番~9番)
ウェッジ:ピン GLIDE 3.0(46度、52度、54度、58度)
パター:ピン シグマ2 アンサー
ボール:タイトリスト プロ V1x