2020年 日本シリーズJTカップ

初Vシャフトに回帰 チャン・キム“飛んで曲がらない”1Wで最終戦制覇

2020/12/07 15:05
慣れ親しんだシャフトがチャン・キムの1Wショットに安定をもたらした

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(6日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

2打差3位から出たチャン・キムが逆転で2020年最終戦を制した。1組前の大槻智春、最終組の岩田寛谷原秀人が3人とも最終18番(パー3)でボギーをたたき、覚悟していたプレーオフを待たずに決着。シーズン再開後も参戦見送りが多数を占める海外勢のツアーメンバーとしては、今季最初の優勝となった。

日本ツアーが誇る大砲は、4日間のフェアウェイキープ率67.86%でフィールド5位。特に最終日はトップタイの85.71%を記録した。

1Wは10月「ZOZOチャンピオンシップ」からピン G425 LST ドライバーを使用。今大会はシャフトを初優勝となった2017年「ミズノオープン」で使っていたグラファイトデザイン ツアーAD DIに戻して臨み、持ち前の豪打を制御した。

コロナ禍の2020年、シーズン再開後は感染症対策で場内のスタッフを最小限にするため、ドライビングディスタンスの計測が実施されなかった。

「逆に計測されなくて良かったかも。ドライバーの感触がベストじゃない。これまで(グリップ側に重量を配置する)カウンターバランスのものは使ってこなかったから、カウンターバランスじゃないものをお願いしているところなんだ」。ツアー歴代最高記録(2019年、315.83yd)保持者としてプライドも示した。

<使用ギア一覧>
ドライバー:ピン G425 LST ドライバー (ロフト9度)
シャフト: グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ70g台、硬さX、45.25インチ)
フェアウェイウッド:ピン G425 LST フェアウェイウッド(3番14.5度)
ユーティリティ: ピン G425 クロスオーバー
アイアン: ピン ブループリント アイアン(4番~W)
ウェッジ: タイトリスト ボーケイ SM8 ウェッジ (52、56度)、タイトリスト ボーケイ ツアープロト(60度)
パター:ピン PLD プロト
ボール:タイトリスト プロ V1x ボール

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