週刊GD

ボールが「つかまる」感覚って、知ってる?

2013/02/19 00:00

「週刊ゴルフダイジェスト」(3月5日号)より

ヘッドの運動量を大きくすると、自然とヘッドスピードも上がるんだ

弱々しいコスリ球を打っているうちは飛距離も出ないし、方向性も悪い。では、どうしたら上級者のようにしっかり球をつかまえることができるのか? 週刊ゴルフダイジェストでは、ボールをしっかり捕まえて飛ばす「本物のインパクト」を手に入れる秘訣を、鈴木亨プロがレッスン。その内容を紹介しよう。

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球をつかまえる最大のポイントは、インパクトゾーンにおける手元の動き(運動量)を小さくして、ヘッドの動きを大きくすることにあります。

これができると、インパクトゾーンでヘッドが手元を追い越し、フェースが自然にターンするので、球がつかまるようになるのです。

そのためには、上半身をリラックスさせ、体の動きにつられて腕やクラブが勝手に振られるようにすることが大切です。「スウィングはでんでん太鼓の動き」などといいますが、まさにそのイメージです。

それに対して、球がつかまらない人というのは、手先や腕の力でヘッドを振ろうとする傾向があるようです。しかし、小手先の力に頼るほど、インパクトゾーンにおける手元の動きは大きく、ヘッドの動きは小さくなってしまいます。その結果、ヘッドが手元を追い越すタイミングが遅れ、フェースが開いて当たり、球がつかまらなくなるというわけです。

●解説/鈴木 亨(すずき・とおる)
89年にプロ入り。高い精度と飛距離を兼ね備えたドローボールを持ち球に、ツアー通算8勝を挙げたショットメーカー