海外限定モデル? 藤倉ゴム工業「VENTUS」は青・赤・黒の三色展開
2018/12/06 07:03
米国PGAツアーの2018―19年シーズン序盤戦で、藤倉ゴム工業の新製品シャフトを発見した。10月の開幕戦「セーフウェイオープン」でお披露目されたのは、「VENTUS(ヴェンタス)」というニューモデルだ。
同社のツアー担当パット・マッコイ氏によると、このシャフトの最大の特徴は、手元と先端でトルクが異なり、慣性モーメント(MOI)が高くなったところ。手元がハイトルク(ねじれが大きい=軟らかい)、先がロートルク(ねじれが小さい=硬い)になっている。打感を柔らかくするのと同時に、打球の安定感を高めることに成功したという。
11月の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」の会場では、青いモデルのみが持ち込まれたが、ツアー仕様モデルとしてはほかに赤と黒が用意されているそう。「赤=打ち出し角が高く、スピン量は中」、「青=打ち出し角が中間、スピン量は中」、「黒=打ち出し角が低く、スピン量は少」という性能に分かれている。
また、「70トン・ピッチ炭素繊維」という硬く、軽い素材を採用。インパクト時のシャフトのねじれを極小にすることで弾道を安定させつつ、手元を柔らかくすることでコントロール性を高めた。一般公開は来年1月のPGAショーの予定だが、現段階で日本での展開予定はないという。