2014年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン

ポールターがコブラプーマとの契約を解除 新ボールもテスト

2014/10/20 14:36

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM

イアン・ポールター ※2013年ブリヂストン招待で撮影

ここ14年の間で、何のマークもついていないボールが入った箱がTPCサマリンで見られるようになった。タイトリストが契約しているツアープロに、新しいボールを提供しそのパフォーマンス性を評価するためだ。今回提供されたのはPro V1、ProV1xの新ボールで、実際に大会で使用する選手もいる。今年の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では、11選手がこのプロトタイプを使用し、カール・ペターソンが最高位となる42位タイで終えた。

タイトリストのツアー担当は、今回選手に渡した2種類のプロトタイプと、現在のバージョンとの違いについては明かしていない。だが、音と打感の改善には成功した模様。市場に出るProV1とProV1xは、2015年1月にフロリダのオーランドで開催されるPGAマーチャンダイジングショーでお披露目される予定となっている。

イアン・ポールターがコブラプーマとの契約を解消

イアン・ポールターは「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」に出場しなかったが、コブラプーマとの契約解消が大きな話題となっている。ポールターは、現地15日にツイッターでコブラプーマとの契約解消を認め、新たな契約先については明らかにしていない。

「もう @cobragolf と @PUMAGolf の契約下にいない。新しいパートナーについては、近日中に発表できると思う」(ポールター)。

プロゴルフ界でビッグネームのポールターには、複数のブランドが関心を示すはず。イングランド出身のポールターは自前のアパレルブランドを設立しているため、新たな契約はクラブ提供のみになると見られている。

フジクラの新シャフトSpeeder Evolutionがデビュー

フジクラのSpeeder EvolutionシャフトがTPCサマリンでデビューを飾った。デザインし直されたSpeederシャフトには、6タイプ(757、757TS、661、661TS、569、474)がラインナップ。また、強化されたトリアックスコアテクノロジー(50トンのカーボンファイバー)が採用され、樹脂加工を抑えたプレプレッグによりキックスピードが向上。これによりクラブヘッドとボールスピードもアップするようになった。

ラスベガスではSpeeder757しかお披露目されなかったが、今後開催される大会で、他のバージョンも見られるという。

ビリー・ホーシェルがG30フェアウェイウッドを使用

2014-15シーズン初戦を「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」で迎えたビリー・ホーシェルは、新たにPINGのG30 3番ウッド(14.5度、Fujikura Pro 73Xシャフト)をバッグに加えた。練習場で試した結果、5ヤードから7ヤード飛距離が伸びたのを実感したという。

ケビン・ストリールマンがドライバーをスイッチ

ここ2年間PINGのG20ドライバーを使用していたケビン・ストリールマンが、信頼していたクラブから、PING G30(10度、Aldila Rogue Blackシャフト)にスイッチした。
オフシーズンから新たなクラブを試していたというストリールマンは、新ドライバーとシャフトのコンビネーションにより、飛距離とショットの安定向上を実感し、使用を決めた。

その他用具関連情報

すぐに販売される予定はないものの、TPCサマリンで見られたクラブの中で好奇心をそそられたのは、メタルSureFitホーゼルを採用したVokey SM5。タイトリストの調節可能なホーゼルは、同社製品のメタルウッドの主要パーツとなっており、状況に応じてロフト角とライ角を変えられる。

デビッド・リングマースは、PING G30の3番ウッドにFujikura Pro73Xのシャフトを装着した。

スリクソンの新しい白黒のスタッフバッグが練習場でお披露目された。

スコッティ・キャメロンは、今大会に出場したプレーヤーに、特別版のヘッドカバーをプレゼントした。

2014年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン