2014年 ザ・バークレイズ

ツアーADの新モデルが登場 「MJ」に込められた意味は?

2014/08/21 09:01
石川遼が実際にテスト、実戦投入するドライバーに挿入された新モデル

グラファイトデザインのカーボンシャフト、Tour ADシリーズの新モデル「MJ」が米国男子ツアーの会場で披露された。プレーオフ初戦「ザ・バークレイズ」の会場に日本からスタッフが持ち込んだ黄色と深い紺色でデザインされた逸品。石川遼が早速ドライバーに装着し、テストを開始した。

2009年にナノテク素材を搭載したモデルの系譜を踏む今作は、「DI」から始まり、「DJ」、「BB」、「GT」、そして昨年の「MT」に続く6代目。プロ担当によれば「MTの手元側をしっかりさせて、“弾き”が良くなった」タイプだ。

これまでの5作の中でも“弾き系”の部類に入る「DJ、GTシリーズの後継」といえるモデル。アマチュアについても、切り返しでタメが作れるゴルファー、スイングテンポが速めの人には大きな武器となりそう。「DJは手元しっかり目で先が動く。GTはシンプルにシャフトが戻る。今回は真ん中部分が強いこともあって、それなりに戻りは良いが、先の動きをそこまで速くしていない。戻りが良いのに左に行きにくい」と、しなやかに叩いていける特長を持つ。

今回の「MJ」に込められた意味はズバリ「メジャー」だ。「majorには、人気、大きいという意味がある。選手にはこれを使ってメジャーになってほしい。マウンテン・トップ(前作のMT)に続き、てっぺんを取りたいというイメージ」。

国内では次週の男子ツアー「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」からプロに支給を開始し、10月下旬から11月にかけて一般発売される予定となっている。

2014年 ザ・バークレイズ