新しい「プロV1」「プロV1x」がベイカレントでお披露目 同社史上初の日本でのシーディング
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 事前(6日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)
アジアで唯一のPGAツアー開催試合で、タイトリストの2027年度モデル「プロV1」&「プロV1x」とみられる新ボールのシーディング(ツアー供給)が始まった。同社のボール契約選手を中心に、2年に一度の風物詩である“白い箱”が手渡され、選手たちはそれぞれのシーンでテストを行った。
実は、日本でのシーディング実施は同社にとって初の試みだ。2000年の登場以来、タイトリストの新ボールは2年ごとに、米国本土で供給が始まるのが通例。近年で言えば10月の「シュライナーズチルドレンズオープン」(ネバダ州ラスベガス)がその舞台となっていた。今回は日本開催のPGAツアーで供給がスタートしたことになり、日本市場を強く意識した動きとも受け取れる。
では、実際に新しいプロV1シリーズはどのように進化したのか。メーカーからの正式発表はないため、選手たちに印象を聞いた。
すでに「27プロV1x」の投入を決めているのがダグ・ギームだ。「風の中でのボールのパフォーマンスが良く、それが乗りかえのいちばんの理由です。特に横風での曲がりが少なくなったと思います。右から左、左から右の風でも、風をしっかり切ってくれました」。さらにギームは「ミスヒットした時もそれほどショートせず、しっかり打った時との差が縮まりました」と性能を評価した。
一方、17年モデルのプロV1から「27プロV1」への変更を決めたデニー・マッカーシーは、その飛距離性能に言及した。「自分はかなり古いボールを使っていましたが、今回はボール初速が速い。ドライバーもロングアイアンもいい感じに飛んでくれて、パフォーマンスが向上しています。グリーン周りでは食いつく感じが増し、スピンも少し多くなった感じがあります」
ほかにもアダム・スコット(オーストラリア)は「ショートゲームのフィーリングがいい。打感が抜群」とコメント。ジャスティン・トーマスは「インパクトはソフトなのにボール初速が速い」と好感触を口にした。いずれも今週の実戦投入は未定としているものの、新ボールへの評価は高い。
見た目ではサイドスタンプのデザインも変更された。25年モデルは黒い鉛筆を思わせるようなデザインだったが、新モデルは大小の矢印を組み合わせた、動きのあるデザインに刷新されている。
日本で初めて実施されたシーディング。正式発表前の段階ながら、プロの話を聞く限り、次世代プロV1シリーズの滑り出しは上々のようだ。ちなみに今週の打撃練習場のレンジボールも新しいプロV1シリーズに変更されている。(横浜市保土ヶ谷区/服部謙二郎)