2015年 ショップライトLPGA

宮里美香は小顔好き?ニュードライバーで上り調子に

2015/05/29 07:31
お馴染みのフィニッシュ…宮里美香は5月上旬に1Wをスイッチ

4人の日本勢が出場する米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby acer」。開幕前日の28日(木)、宮里美香は会場のニュージャージー州のストックトンシービューホテル&GC ベイコースで、午後からプロアマ戦に出場し最終調整を終えた。

前週18日(月)に行われた予選会を通過して、7月の「全米女子オープン」の出場権を獲得。1日36ホールの長丁場は過酷そのものだった。他会場のように同じコースを2度回れば、19ホール目以降の“2周目”はレイアウトやピンポジションも頭に入れながらプレーできたが、宮里が受験したバージニア州の会場は異なる18ホールを続けてラウンド。「久々に緊張してやらなければいけない状況で結果を出せたのはうれしい。自分を褒めてあげたい」。体力的にも、頭脳的にも力を使い果たした末のゴールだった。

5月の国内ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」の最終日から1Wを変更。テーラーメイドのSLDR ドライバーに替えて、ヘッド体積400ccのダンロップ スリクソン Z945 ドライバーをキャディバッグに入れた。

「もともと小さいものが好き。年々ヘッドが大きくなっていく中で、私のスイングだと振り遅れたときに、プッシュアウトして右に曲がることが多い。ずっと小さいヘッドを求めていた」。メジャーへの切符も、この小顔の新しい相棒でゲット。各メーカーの複数モデルを打ち分けて、厳選できたのもクラブ契約フリーの特権といえる。

今週は米国ではシーズン初めての3日間大会。風の強いシーサイドコースが相手となる。「アメリカらしくなくてブッシュに入ったら大変。ティショットから気が抜けない。距離はないけれど、攻略しがいがある」。2012年には3位に入った大会で勢いをつけたい。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

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