ウェッジ4本にマレット型パター 渋野日向子「全英女子」3位のクラブセッティング
◇女子メジャー第5戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 最終日(7日)◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd(パー71)
渋野日向子が今季のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子オープン)」で3位に入った。
ドライバーは2019年発売のピン G410 PLUSを使い続ける。ピンのツアー担当・須藤亮氏によると、「(最新モデルと)飛距離は変わらなかったが、410の方が初速が出たのと、打球音が本人の好みにマッチしていた」という。
大会4日間のドライビングディスタンスの平均は「267yd」を記録。優勝したアシュリー・ブハイ(南アフリカ)は「257yd」と、10ydの差をつけた。
14本の中で渋野が最もこだわっているというのが、46度、52度、54度、58度と4本入れているピン GLIDE 3.0 ウェッジ。以前から「グリーン周りの強化」をテーマに掲げ、かねて親交のある石川遼のクラブセッティングも参考にしつつ今のロフト構成にたどり着いた。ソール形状は「SS(スタンダードソール)」で、市販品と同じ形状のものをそのまま使用しているという。
パターは、優勝を飾った2019年大会や、4位に入った今年4月のメジャー「シェブロン選手権」でも手にしていたおなじみのブレード型のモデルとは異なり、マレット型のピン PLD ミルド DS 72を使用した。
実戦投入は7月のメジャー「アムンディ エビアン選手権」から。須藤氏は「ブレードとマレットの両方をテストした結果、このモデルに落ち着いた。ジュニアの頃からブレードタイプのパターを使用していたので、(マレットを使うのは)珍しい」と話す。
今季の1ラウンド当たりの平均パットは「30.47」で全体109位だが、今大会では「30.00」を記録。好成績の要因の一つでもあるマレット型パターを、今後も使う場面を見られるかもしれない。
<「全英女子」でのクラブセッティング>
ドライバー:ピン G410 PLUS(9度/ロフト-1度、44.75インチ)
シャフト:藤倉コンポジット プロトタイプ(50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:ピン G425 MAX(3番14.5度、7番20.5度)
ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド(5番26度、6番30度)
アイアン:ピン i210(6番~9番)
ウェッジ:ピン GLIDE 3.0(46度SS、52度SS、54度SS、58度SS)
パター:ピン PLD ミルド DS 72(33インチ)
ボール:タイトリスト プロ V1x