マスターズ王者の1Wシャフト 後継モデルを発見
2017/11/23 07:45
◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前情報(22日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)
三菱ケミカルが展開するシャフト、クロカゲ(KUROKAGE)シリーズの新製品がツアー会場でお目見えした。正式名称は「まだ明かせない」(同社担当者)というモデルは、三菱ケミカル クロカゲXTをベースにした後継機種。セルヒオ・ガルシア(スペイン)が4月の「マスターズ」でメジャー初制覇を遂げた際、1Wに装着していたシャフトの進化版だ。
2015年2月に発売された前作のXT同様、ニューモデルのターゲットも、ツアープロやアマチュア上級者。担当者によれば、チップ側に搭載されたチタンニッケル素材の「デュアルコア」を一層から二層に増やしたことで、「チタンニッケルの『しなって、戻りが速い』という特性がより出るようになった」という。手元調子は同じまま、チップ側の剛性が強くなり、“当たり負け”しないシャフトに仕上がった。
複数の男子プロがすでに試打を開始し、これまでもクロカゲ・ユーザーだった大堀裕次郎は「カシオワールドオープン」の会場でラウンドテスト。「飛距離が5yd、10ydくらい伸びている感じがありました。結構つかまりも良いので、重量調整したら使えそうです」と好感触を得ていた。(高知県芸西村/桂川洋一)